県南地域の道路網整備は喫緊の課題

 房総半島は今、露地栽培の花が真っ盛りです。房総と言えば、お花畑が代名詞と言っても過言ではありません。冬の花畑、5月の連休、夏の海水浴シーズンと合わせ、房総の観光は日本の四季に支えられています。

 しかし、その観光客を迎える地元にとって、頭の痛い問題は、房総半島の道路整備の遅れです。私は、これまで何度も県議会の場で道路整備を強く訴えてきましたが、県財政が大変厳しい状況にあることからも、なかなか思ったように整備が進んでいません。

 昨年4月、県がまとめた「輝け!ちば元気プラン(千葉県総合計画)」では、「東京湾アクアラインによるポテンシャルの開花」というタイトルで、アクアラインを有効に活用することで、県内に埋もれている多くの宝、ポテンシャルに磨きをかけ、経済の活性化や地域振興を図る―と謳っています。また、東関東自動車道館山線の4車線化の早期整備も国に働きかけていく―としていますが、動脈部の整備促進と同時に、房総半島先端部の毛細血管のような県道整備も喫緊の課題です。県南地域の道路網は、いずれも狭隘で曲がりくねっており、歩道の整備も遅れているため、交通事故も多発しています。

 特に、観光シーズンには交通渋滞でほとんどマヒ状態になってしまい、地域住民の重要な生活道路にもなっていることからも、早急な道路改良が必要です。

 私は、こうした中、県道外野・勝山線や県道和田・丸山・館山線の道路改良工事の早期着工・完成を訴えてまいりましたが、県道外野・勝山線は平成22年度に工事が竣工し、県道和田・丸山・館山線は平成23年度に工事が着工することに決定されました。今後とも県南地域の道路改良にしっかり取り組み、一日も早く、アクアラインの経済効果が本当の意味で県南地域に及ぶよう、“光輝く房総半島”の実現に向けて渾身の努力を傾けてまいります。

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