深刻化する労働力不足

 7月は連日の猛暑で、全国的に熱中症などで病院に運ばれる人が相次ぎました。学校プールの水温が高すぎて、プール遊びが禁止になるなど、これまで聞いたこともない異常気象です。こんな時こそ、南房総の海で海水浴を楽しんでください。心配された台風も、千葉県では大きな被害がなく、胸をなで下ろしています。

 ところで、先日、新聞の片隅に最低賃金が改定され、千葉県では895円(時給)に上昇したという記事が掲載されました。東京は985円と千円に近づき、一方、九州、沖縄地方では760円と地域間格差が広がっています。ついこの間まで、時給800円と言われていたのに、あっという間に千円近くになりました。

 この背景には当然ですが、全国的な人で不足問題があります。民間の信用調査機関の調べでは、正社員が不足していると答えた県内企業は5割を超えているという調査結果も示されました。いまや企業は人材確保に必死です。「人手不足倒産」というかつてない報道もあります。つい十数年前には「就職氷河期」とさえ言われていたのに、アベノミクスによる経済成長以降、隔世の感があります。

 農村部でも人手不足は深刻です。農業従事者の高齢化もあって、外国人労働者を研修生として雇い入れ、なんとか労働力を確保している地域も少なくありません。県議会でも外国人労働力の確保に向けて、たびたび質疑が交わされています。

 介護分野では、慢性的な人手不足はさらに深刻です。政府は2020年までにベトナムから介護人材として1万人を受け入れるとしています。「外国人技能実習制度」を活用して就業してもらう計画ですが、外国人労働力に依存するわが国の姿は、新しい時代の到来を告げるものです。言語、習慣、文化、宗教など多様化する社会に向き合う、私たちの意識改革も求められているのかもしれません。

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