9月議会の代表質問に登壇しました

 9月定例県議会は9月15日に開会し、本会議場での質疑並びに一般質問は9月22日から始まりました。私はその1番手として22日、自民党の代表質問に登壇しました。

 代表質問ですから、県南地域の問題だけに絞って質問する訳にはいきませんので、熊谷知事の政治姿勢についての質問から始まり、新型コロナウイルス感染症への対応、県内経済の活性化、新たな行財政計画についてなど、県政の全般的な課題について取り上げました。

 中でも、目下県民の一番の関心事である新型コロナ対策では、県の医療提供体制の整備について、私は「県民が必要な医療を受けられるよう、どのように病床等を確保し、対応していくのか」と質問しました。これに対し、知事は「現在、1476床を確保し、ホテルは新たに3施設を借り上げ、9施設1390室を確保した」などと答弁しました。

 また、千葉県産の農林水産物の需要拡大に対する私の質問には、滝川副知事が「フェースブックやツイッターなどのSNSを活用し、ターゲットとなる購買層に向けた効果的な情報発信に取り組んでいく」との答弁がありました。

 さらに、八街市で起きた飲酒運転による小学児童の死亡事故については「通学路の交通安全対策に、県としてどのように取り組むのか」と私が質問したのに対し、熊谷知事は「児童を守る安全対策の徹底が重要」と前置きし、通学路の緊急一斉点検に基づき、ガードレールや路面のカラー舗装などを整備するとともに、通学路のボランティアによる見守り活動への支援などハードソフト両面から安全対策に取り組む考えを示しました。

 閉会日は今月12日ですが、私の代表質問については、別途詳しくお知らせする機会があると思います。

 一方、コロナ対策では、政府が28日、緊急事態宣言を9月30日の期限をもって解除することを発表しました。飲食店などは、待ちに待った宣言解除だと思いますが、県民の皆さんにはこれに気を緩めず、さらなる感染防止に努めていただくことが大切だと思います。

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9月県議会の代表質問に登壇します

 猛暑だった夏も終わり、9月に入るとコロナ禍の中で、学校も新学期が始まりました。校庭に響く子供たちの元気な声が聞こえてくるのはいいものです。

 私たちの県議会も、9月15日から定例議会が開会する予定です。閉会日は10月12日と1か月近くの会期になります。そして、9月22日(水)から本会議場での質疑並びに一般質問が始まりますが、各党代表質問の1番手として、私が自民党を代表して質問に登壇します。私の自民党代表質問は、今回で6回目になります。もちろん、熊谷知事のコロナ対策を中心とした、9月議会に提案される補正予算案を軸に、県民の皆さんの命と健康を守る立場から県の施策のありようをただすつもりです。

 これに先駆け、9月1日に開かれた自民党の議員総会で、熊谷知事ら県執行部は9月議会に提案する補正予算案の中身を説明しました。追加補正予算の総額は、726億9千5百万円で6月議会までの今年度の一般会計の総額に合わせると2兆5416億4千7百万円になります。

 9月補正予算案の主な内容を簡単にご説明します。まず新型コロナウイルス感染症対策として、医療供給体制の整備のため、

〇入院患者受入れのための空床・休床の確保、患者受入れ協力金、PCR検査体制、搬送体制などについて、年度末までの所要額を計上。

〇軽症者等のための宿泊施設について、新たに500室を加えて常時1500室を確保するとともに、配置する看護師や酸素吸入器を増やす。

〇自宅療養者の増加に伴い、自宅療養者フォローアップセンターを設置し、パルスオキシメーターの全員配布や酸素吸入器の確保を図るーなどの具体策に伴う予算が計上されています。

 こうしたコロナ対策の積極的な対応によって、また、若者を中心としたワクチン接種がさらに進み、1日も早くコロナ禍が収束するよう願うばかりです。

 自民党県議団としても熊谷知事と連携して、更なるコロナ対策に全力を傾注してまいります。また同時に、県南地域の活性化、地域振興は私の至上命題ですので、地域の声を県政にしっかりと届けてまいるつもりです。

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6月定例議会が閉会しました

 熊谷知事が、自らの政策的事業などを組み込んだ、令和3年度のいわゆる「肉付け予算」を審議する6月定例県議会は、7月13日に閉会しました。我々自民党県議団は、新知事のこの補正予算案に対し、是々非々の立場から議員総会で協議した結果、コロナ対策など県民本位の県政を推進すべきとの視点に立って、執行部提案の予算案に賛成し、全議案を可決・承認しました。

 肉付け予算として、6月議会で追加補正が承認された総額は、2991億円余りです。従って当初予算と合わせると、令和3年度の千葉県の一般会計は総額2兆4246億円余となり、前年同期比で18・4%の増加になります。追加計上された補正予算の多くは、コロナ対策です。わが党としても、県民の命と健康を守るという立場から賛成しました。

 一方、先月から開幕した東京五輪は、猛暑の中、陸上競技も始まり、いよいよ佳境を迎えています。一宮町で行われた初のサーフィンを含めて日本中がメダルラッシュで沸き立っています。しかし、その一方で新型コロナウイルス感染症は、依然として衰える気配をみせません。

 1日に500人を超える新規感染者が出る状況に、熊谷知事も危機感を強めていましたが、千葉、神奈川、埼玉3県の連携もあって、国へ働きかけた結果、政府はすでに緊急事態宣言を発令している東京都を含め、首都圏3県に対し、8月2日から緊急事態宣言を発令することを決定しました。期限は8月31日まで。宣言期間中は、飲食店での酒類の提供は自粛が求められます。

 私の地元、南房総地域の海の行楽ですが、海水浴場は鴨川市で開設されていた4カ所も緊急事態宣言に伴って閉鎖され、南房総市と鋸南町も閉鎖されています。夏と言えば、房総の海ですので、自然に人が集まってくるのは止められません。しかし、監視員のいない、閉鎖された海水浴場では、危険がないとは言えませんので、十分注意してほしいと思います。

 9月定例議会は、9月15日から開催されます。また、新たな県政報告としてお知らせするつもりです。 

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6月補正予算案を審議中

 開会中の6月定例県議会は、6月23日のわが党の代表質問を皮切りに質疑入りし、30日の一般質問を最後に本会議場での質疑並びに一般質問が終了しました。この後は、今月5、6日に予算委員会が開かれ、私の所属する農林水産常任委員会は7月7日に開催される予定です。 そして、7月13日には総括審議が行われ、熊谷新知事が初めて編成した令和3年度の6月補正予算案が採決され、6月定例議会は閉会となる見込みです。

 6月補正予算案は、すでにまとめられていた本年度当初予算に、新知事の裁量によって政策的事業を追加・肉付けしたもので、追加される一般会計は1857億1900万円となり、補正後の総額は2兆3112億円を超え、前年度当初予算と比べて27%の大幅増となり、過去最大規模の予算案となりました。

 これに対し、わが党は、新型コロナ対策でまん延防止等重点措置が今月11日まで延長されたことに加え、千葉市のほか東葛地域の5市に加え、新たに内房地域の市原、袖ヶ浦、木更津、君津、富津の5市が重点措置に追加指定されたことの趣旨などを厳しく質問しました。重点措置の対象地域では、午後8時までの営業時間短縮要請が継続される一方、一定の感染防止対策を講じた店舗では午後7時までの酒類提供が認められます。

 また、コロナ対策として各種事業が補正予算案に盛り込まれていますので、千葉県のホームページなどからぜひ参考にしてください。私たち自民党県議団もこの予算案を慎重に審議し、地域の皆さんの安全・安心につなげていけるよう努めてまいります。

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6月議会が始まります

 6月定例県議会が間近に目前に迫ってきました。今月10日に議会運営委員会が開かれ、そこで正式に決定する見込みですが、開会は目下のところ6月17日(木曜日)、閉会は7月13日(火曜日)の会期27日間の予定です。
 
 今議会の焦点は、4月に新知事に就任した熊谷俊人氏が初めて編成する令和3年度の6月補正予算案が議会に提案されることです。これは知事選前に編成された義務的経費を中心とした「骨格予算」に対し、知事選後の新知事による政策的事業費を盛り込んだ「肉付け予算」が初めて議会に示されるからです。新知事は、6月3日に記者会見し、6月補正予算案を発表する予定と聞いています。
 
 補正予算案の中心は、やはりコロナ対策になるものと見られます。熊谷知事は、これまで県内で適用されてきた新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の期限を、5月以降も延長するよう3県の知事とともに国へ要望した結果、政府は本県など5県の重点措置期限を今月20日まで延長することを決定しました。私たちも長期戦を覚悟しなければなりません。コロナ対策は、基本に返って3密(密集、密接、密閉)を避け、うがい、手洗いを励行するようにしましょう!
 
 高齢者を対象としたワクチン接種が各自治体で始まっています。予約が取りにくいなどの混乱も一部で聞きますが、市役所の職員や医療関係者も皆さんができるだけ早い機会に接種できるよう懸命に努力してくれていますので、焦らずに待機するようにしたいものです。
 
 6月は房州ビワの季節です。南房総市の旧富浦町地区や鋸南町が主な産地で、生産量は県全体の9割近くを占めています。昔から皇室への献上ビワが有名ですが、コロナ禍で献上は今年も自粛を決めたようです。しかし、甘くおいしいビワの味に何の変わりもありませんので、皆さんにはぜひ房州ビワを味わってもらいたいと思います。

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臨時県議会で新知事が所信表明

 ゴールデンウイークが始まっています。しかし、いつもと違って気分は今一つ晴れ晴れしないようです。やはり、コロナのせいではないでしょうか。東京など4都府県では、3度目の緊急事態宣言が出されていますし、千葉県も東京に近い12市が「まん延防止等重点措置」に基づく区域指定され、これらの市では飲食店での酒類提供が終日自粛要請されています。これではゴールデンウイークの浮き浮きした気分にはとてもなれません。南房総地域でも、本来なら県外への外出は自粛のはずなのに、やたらと目立つのは県外ナンバーの車ばかり。県民もストレスはたまる一方です。

 県議会からご報告すれば、新知事に就任した熊谷俊人氏を迎えた臨時県議会が4月20日に開かれ、新知事による初めての所信表明演説をお聞ききしました。熊谷知事は、議会内で多数を占める我々自民党との関係に配慮してか「今日の千葉県を築き上げた多くの人々に尊敬の念を抱き、県政運営の良いところはしっかりと引き継いでいく」などと語り、森田前知事の目玉政策だった「アクアライン800円」を維持していく考えを示しました。

 臨時県議会では、高橋副知事の退任に伴い、新たな副知事に農林水産部長だった穴沢幸男氏を、教育長に環境生活部長だった冨塚昌子氏をそれぞれ充てる特別職の人事案件が提案され、わが党などの賛成で可決承認されました。

 新知事の政策的事業を盛り込んだ、新年度のいわゆる「肉付け予算」を審議する6月県議会は、6月17日に招集される見込みですので、また機会を見て詳しくご報告します。

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県知事選挙を終えて

 さる3月21日に県知事選挙が行われ、すでに皆さんご承知のように新知事に熊谷俊人さんが当選しました。熊谷さんは、千葉市長を3期務めて知名度も極めて高く、知事選としては140万票を超える得票数での当選でした。熊谷さんは「県民党」の看板を掲げて選挙戦に臨んでいましたので、我々自民党としては今後、県民の立場に立って、新知事がどのような政治姿勢で臨むのか、慎重に見守っていきたいと思っています。

 そして、知事選が終われば、慣例では4月中旬に臨時議会が開かれ、新知事の所信表明が行われます。まだ、新知事が登庁しておりませんので、正式な日程は決まっていませんが、新知事の所信表明は私たちだけでなく、県内の政財界から多くの関心を集めています。臨時議会の様子は、また機会を見て詳しくお知らせすることにします。

 地域の皆さんには、一つお知らせがあります。一般県道犬掛館山線の南房総市富浦町大津地先の一部区間の全面通行止めが、県道路環境課の努力で復旧工事が完了し、3月22日に通行止めの規制が解除されました。令和元年度の房総半島台風の影響により、路肩の決壊及びのり面の崩落が発生していたためです。

 また、新型コロナウイルス感染症対策では、千葉、東京、埼玉、神奈川の1都3県に出されていた緊急事態宣言は、3月21日に解除されました。しかし、県内でもワクチン接種が始まったものの、県民全体に行き渡る見通しは未だ明確になっておらず、新規感染者の推移も予断を許さない状況です。ここで気を緩めると、一気にリバウンドにつながることも懸念されます。わが党としては、県民の皆さんの命と健康を守る立場から、コロナ対策についても、引き続き議会活動を通じて新知事並びに県執行部に強く働きかけてまいります。

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コロナ対策のワクチン接種に期待

 2月定例県議会は、3月2日に閉会します。例年ならまだ開会中といったところですが、今年は知事選挙が3月に控えているため、いつもより1か月は前倒しになっています。南房総地域はすでにすっかり春めいて、観光名所の花畑も賑わいを見せています。

 しかし、コロナ禍の影は当地にもはっきりと現れ、例年に比べて早春の観光客の出足は芳しくありません。大阪など6府県は、緊急事態宣言が解除されましたが、わが千葉県は森田知事が2月24日に臨時の記者会見を開き、逆に「感染拡大警戒宣言」を発表するなど、医療供給体制が依然としてひっ迫していることを理由に、新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念される状況になっています。

 コロナ対策の“切り札”と期待されているのが、ワクチン接種です。千葉県では、2月17日に市原市の千葉ろうさい病院で医師や看護師ら10数名が初めて接種を受けました。私も、感染が収束し、県民の皆さんに正常な日常生活が戻る第1歩になるものと思っています。

 一方、県議会では、コロナ対策を強化するための補正予算案が追加提案され、補正後の令和2年度の予算規模は2兆4322億円余となります。新年度予算案と合わせ、わが党などの賛成多数で可決される見通しです。

 また、わが党の代表質問に登壇した関政幸議員が提案理由の趣旨説明を行った、議員発議案の「千葉県犯罪被害者等支援条例」の制定についても、可決成立する見通しとなっています。詳細は、また機会をみてお知らせします。

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新年度当初予算案について

 1月15日に令和3年度の県の当初予算案が発表されました。3月に知事選が控えているため、当初予算は人件費、社会保障費、借金返済のための公債費など、義務的経費及び前年度からの継続事業や工程上年度当初から予算執行しなければならない必要な事業費を中心とした「骨格予算」として編成されました。

 選挙の結果、新知事が決まり次第、新規の政策的な事業費を盛り込んだ、いわゆる「肉付け予算」が編成し直され、6月定例議会に提案されることになります。従って、ここでは「骨格予算」について、あらましをご説明します。

 当初予算の規模ですが、一般会計は1兆9898億17百万円となり、前年度比9・4%の増加となります。このうち、新型コロナウイルス感染対策関連予算だけでも3312億円にも上ります。具体的には、

・感染症患者受入れのための空床確保
・医療機関向け個人防護具の確保・配布
・臨時医療施設整備
・入院医療費等の公費負担
・PCR検査体制の確保
・軽症者等のための宿泊施設確保
・自宅療養者支援
・ワクチン接種体制の確保、などきめ細かな事業に予算配分されています。なんと言っても、現状ではコロナ禍からの脱却が第一の政策課題ですので。

 また、南房総地域を中心とした観光振興では、一人当たり5千円分のキャッシュバックや千葉県ならではのプレゼント等を提供する宿泊優待キャンペーンが実施され、国がGOTOトラベルの実施期間を令和3年6月まで延長したことから、これと同様に期間を延長し、春から初夏にかけて一層の観光振興が図られることになっています。

 ほかにも、「デジタル社会」への対応や「子ども・子育て」「福祉・医療」「安全・安心」といった県政の中心課題だけでなく、地域の農林水産業などの収益向上を目指した「産業・雇用・基盤整備」にも手厚く予算配分されていることをお知らせしておきます。

 県の当初予算案を審議する2月定例議会は、1月29日に開会しました。4日から本会議場での質疑並びに一般質問が行われ、予算委員会、常任委員会審議を経て3月2日に閉会の予定です。また、詳細は機会を見てお知らせいたします。

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コロナ対策に追われた1年

 新年明けましておめでとうございます。

 思えば、令和2年は厄年だったように思います。年明け早々からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、その対応策で振り回された1年でした。今年こそはコロナ禍が収束し、落ち着いた年に戻れるよう願っています。

 さて、千葉県議会は昨年12月22日に年末の定例議会最終日を迎え、補正予算案など32議案を可決し、閉会しました。議会に追加提案された補正予算案は、新型コロナウイルス感染症対策として、東葛地域や千葉市の酒類提供の飲食店やカラオケ店を対象に、営業時間の短縮要請する代わりに、協力金を一律に1日4万円、合計80万円支給するため211億円の予算が計上されました。わが党などの賛成多数で可決、成立したことをご報告いたします。

 しかし、新型コロナウイルス感染症は、昨年末までに千葉県内の感染者が1万人を超え、亡くなられた方も100人を突破しました。県議会では、ワクチンの供給体制や接種の優先順位についても議論されていましたが、国との連携の中で千葉県への必要なワクチン数量を確保し、コロナ禍が1日も早く収束するよう、引き続き国及び県当局へ強く要望してまいります。

 私の地元、南房総市の小向ダムの渇水問題では、県へ強く働きかけた結果、県企業局の給水車などの派遣が年末までには実現し、また他市からの応援給水も行われています。

 一方、3月に迫った知事選では、わが自民党は県議3期目で41歳の若さの関政幸議員を擁立することを正式に決定しました。3月21日の投票日に向け、支援の輪を広げてまいります。

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