台風被害、生活再建貸付金を

 先月8日、県内を襲った台風13号は、局地的に豪雨をもたらす線状降水帯を伴うなど、各地に記録的な大雨をもたらしました。茂原市の一宮川の氾濫では、多数の床上、床下浸水が発生し、鴨川市でも観測史上最大の降雨量を記録。袋倉川からあふれた泥水が牧場に流れ込み、飼っていた乳牛5頭が死んだほか、搾乳機などの施設も大きな被害を受けてしまいました。被害に遭われた皆さんには、心からお見舞い申し上げます。

 近年の気候変動に伴う自然災害は、年を追って被害が拡大しているようです。県議会としても被害状況をしっかりと受け止め、熊谷知事ら執行部へ強く働きかけ、被害に遭われた方々への支援策を求めています。

 開会中の9月議会で、わが党は「防災対策」「豪雨災害への対策」を真っ先に取り上げました。これに対し熊谷知事は、被災者への生活再建のための貸付金などの補正予算編成に積極的な姿勢を示し、今議会中に生活再建貸付金や河川の応急対策などについては議会最終日に追加提案され、必要な議会審議を経て成立する見通しになりました。さらに、県は土木関連の災害復旧事業に必要な予算については、被害状況を確認した後、12月定例県議会に提案するとしています。

 また、新型コロナ対策は、法律上の位置づけが5月初めから「5類」へ移行されましたので、皆さんも少し安心されたと思いますが、その一方でこのところインフルエンザの感染が急拡大し、新たな心配が生じてきました。

 感染者の半数近くが10歳未満の子供たちで、県も注意報を発令しています。千葉県は、沖縄に次いで新規感染者数が多いと報告されおり、十分な注意が必要です。専門家は、特に保護者が体力のない乳幼児の感染に気遣いすることが大切だと言っていますので、保育園児などの子供たちの感染には十分注意してまいりましょう。
 

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