農林水産物の特産品開発に県の支援を!

 農産物の関税撤廃など、昨今の国際経済情勢下で、農林水産業を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。私は、さきの9月定例議会でも県当局に対し、その考え方をただしましたが、小規模な加工グループによる農林水産物の新たな特産品開発に積極的に取り組むべきだと思っています。県は、「ちばエコ農産物」や「千葉ブランド水産物」の認証制度を設け、消費拡大に努めるなど「千産千消」を推奨しています。

 しかし、農林水産物の加工技術となると、他の地域と比べても遅れをとっており、農林水産物の高付加価値化が進んでいないのが現状です。そこで、地域、地域で特徴のある加工品を開発し、特産品として売り込んでいくことで、少しでも地域経済に役立つよう努力していくべきだと思うからです。私は、こうした特産品開発に意欲ある加工団体・中小零細企業に対し、県が積極的な支援策を実施すよう求め、県の考え方を聞きました。

 また、こうした特産品開発には新たな加工施設や加工機械などの設備投資が必要になってきますので、私は「加工機械設備導入補助制度」の創設を提唱し、真剣に検討するよう強く要望しました。安房地域でも、女性を中心とした複数の加工グループが活動していますが、商品化するには新たな設備が必要で、なかなか進まないのが現状です。県も私の質問に対し「農林水産業の所得を増やし、地域産業を活性化させるには、こうした取り組みは重要だ」と答弁していますので、この実現を目指しこれからも頑張っていきたいと思っています。

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