9月県議会のご報告

 9月定例県議会は、9月25日に開会、10月22日に閉会しました。一般会計補正予算では44億3千万円を追加計上する執行部案が提案され、わが党などの賛成多数で可決されました。

 私は、一般質問最終日の10月8日(木)の1番手で登壇機会をいただき、森田知事による東南アジア諸国へのトップセールスの問題を取り上げました。知事は、8月31日から9月5日にかけて、平成24年に訪問したタイ、そして昨年1月に訪れたマレーシアを再び訪問し、観光事業や県産品のトップセールスを行ってきました。しかし、県産農水産物の輸出では、そのほとんどがサツマイモと梨とのことで、他の野菜、果物類などはあまり輸出が進んでいないようです。

 そこで、私は県産農水産物のさらなる輸出促進と商談会などを通じた積極的な当地との交流を通じて、県産、特に南房総地域の農水産物の輸出機会の拡大を求めました。また、私が常任委員長を務める農林水産常任委員会で長野県を視察した結果を紹介し、「儲かる農業」への県としての取り組みを求めました。長野県の川上村では、レタスの生産が日本一と言われ、私が一番驚いたのは、当地には耕作放棄地がまったくないことでした。

 それだけ生産性が高く、後継者も育っているということで、農家の平均年商は3千万円と言っていました。中には1億円からの年商がある農家もいます。需要に応じた生産と販売力、省力化、農地集積、担い手の育成など、本県農業が抱える課題を解決しながら「儲かる農業」を県が実践、主導するよう強く要望しておきました。

 私の9月議会の質問は、近く地域の皆さまに配布させていただく「県議会リポート」で詳しくご報告いたします。どうぞその折はご覧下さい。なお、さらに詳しく知りたい方は、県議会のホームページから「議会中継(録画)」を開いていただければ、私の質疑の模様がすべて見られますので、念のためお知らせします。

 このところ、日ごとに寒さが募ります。健康にご留意され、皆さんもお元気にお過ごしください。

木下 敬二
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