1年の過ぎるのは本当に早いもので、もう師走に入りました。師走といえば、12月定例県議会が11月29日から開会し、今月22日までの会期24日間で開かれています。
開会日の冒頭で、森田知事が議案の提案理由説明を兼ねてあいさつしましたが、この中で当面する諸問題の一つとして、次期「農林水産業振興計画」について取り上げました。
千葉県の農林水産業は、私も県議会で機会あるごとに取り上げていますし、皆さんもよくご承知のように、国内外の産地間競争の激化や消費生活・消費形態の変化、生産者の減少と高齢化の進展など、農林水産業を取り巻く生産環境は大きく変化しています。
このため、農地の減少や耕作放棄地の増加、森林の荒廃、水産資源の減少など喫緊の課題が山積しています。このままでは日本の美しい山河は守られていきません。そこで県は、来年・平成30年度から4年間を計画期間とする次期「千葉県農林水産業振興計画」を策定する準備を進めています。
次期計画では、千葉県産の農林水産物の需要拡大に向けて、「販売力の強化」「力強い産地づくり」を目指し、これらを支える担い手の育成、生産基盤の強化など「地域の特性を生かした農山漁村の振興・活性化」について、基本的な方向性と具体的な取り組みを定め、「農林水産王国・千葉」の復活を図る考えだとしています。
知事のこうした言葉が、具体的に実行に移され、わが南房総地域でも地域に根ざした農林水産業の振興が図られるよう、私も県議会の場で今まで以上に積極的に発言してまいります。