幼児虐待死亡事件で代表質問

 大分春めいた陽気になってきました。季節の変わり目は、油断して風などひかぬよう気をつけたいものです。

 2月定例県議会は、本会議場での代表質問、一般質問、予算委員会審議が終わり、ただいま各常任委員会に付託された議案の審議を行っているところで、3月5日まで続きます。そして、最終日の8日に執行部から提案されている議案の採決が行われ、閉会する日程です。

 前にもご報告しましたが、私は自民党の政務調査会長としての立場から、2月14日に自民党の代表質問に登壇しました。新年度予算審議が主な議案の議会ですから、例年ならば予算編成に対する知事の基本姿勢から質問に入るところですが、今回はいつもと違いました。

 今、マスコミを大変騒がせている野田市の幼女虐待死亡事件について最初に取り上げました。

 わが党は、党内にプロジェクトチームを編成し「千葉県子どもを虐待から守る条例」の制定を実現させてきた経緯もあり、到底見過ごしにできない問題だからです。

 私は、最初に「このような事案を二度と発生させないため、県としてどのように取り組んでいくのか」とただしました。これに対し、森田知事からは「(児童相談所が)大切な子どもの命を守りきれなかったことは、痛恨の極みであり、今回の事案を大変重く受け止めている」との答弁がありました。

 私からは、児童相談所の対応について、速やかに検証を行い、二度と悲劇が繰り返されないよう知事が先頭に立って取り組むよう要望し、警察や弁護士、教育委員会が連携して虐待防止に取り組み、再発防止に努めるよう提言をいたしました。

 この結果、早速2月21日に県の対応の問題点を調査する第三者検証委員会の初会合が開かれ、徹底的な原因究明と再発防止に取り組むため、今後月1回のペースで検証委で議論を続けていくことになりました。

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