障害者雇用率の虚偽報告は遺憾

 今年の夏は異常な暑さに見舞われ、熱中症と見られる症状で、救急搬送された方も多かったようです。新聞報道では、県内の7月の平均気温は平年に比べて2度から4度近くの高かったようです。異常気象のせいで、8月は台風も多く襲来しましたが、被害に遭われた皆さんには、1日も早く復旧し、元の生活に戻れますようお祈り申し上げます。

 8月は夏休み期間でもあり、行政的には大きな出来事は少なかったのですが、私が気になったのは、障害者雇用で国が定めた障害者の法定雇用率を国や自治体が自ら偽っていた事実です。

 障害者雇用促進法は、企業や自治体に一定以上の障害者の雇用を義務づける法律で、厚生労働省がガイドラインを作成しています。国などの行政機関は2・5%、民間企業は2・2%と定められ、4月からそれぞれ0・2ポイント引き上げられました。この法定雇用率を達成できないと、民間企業にはペナルティーが科せられます。

 しかし、国や自治体には罰則はなく、今回のように中央省庁が自ら雇用率を水増ししていた事実は、民間企業からすれば大変遺憾な出来事です。千葉県や千葉市でも雇用率の水増しの事実を認めています。障害者手帳を持っているかどうかを確認しないまま採用したり、自己申告で障害者とみなしており、お役所は「不適切に算定していた」と弁明していますが、民間には罰則を科し、お役所はいい加減では、行政機関に対する県民の不信感が高まることは否めません。

 8月末の国の調査結果では、障害者手帳などを確認せず雇用率に参入していた中央省庁の実数は、なんと全体のほぼ半数に当たる3400人を超えていたそうです。実際の法定雇用率に換算すると、2・49%から1・19%に急落し、つまり実態は半分以下だったことになります。

 9月県議会は9月13日に開会します。この問題は県議会でも必ず取り上げられることになると思います。

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深刻化する労働力不足

 7月は連日の猛暑で、全国的に熱中症などで病院に運ばれる人が相次ぎました。学校プールの水温が高すぎて、プール遊びが禁止になるなど、これまで聞いたこともない異常気象です。こんな時こそ、南房総の海で海水浴を楽しんでください。心配された台風も、千葉県では大きな被害がなく、胸をなで下ろしています。

 ところで、先日、新聞の片隅に最低賃金が改定され、千葉県では895円(時給)に上昇したという記事が掲載されました。東京は985円と千円に近づき、一方、九州、沖縄地方では760円と地域間格差が広がっています。ついこの間まで、時給800円と言われていたのに、あっという間に千円近くになりました。

 この背景には当然ですが、全国的な人で不足問題があります。民間の信用調査機関の調べでは、正社員が不足していると答えた県内企業は5割を超えているという調査結果も示されました。いまや企業は人材確保に必死です。「人手不足倒産」というかつてない報道もあります。つい十数年前には「就職氷河期」とさえ言われていたのに、アベノミクスによる経済成長以降、隔世の感があります。

 農村部でも人手不足は深刻です。農業従事者の高齢化もあって、外国人労働者を研修生として雇い入れ、なんとか労働力を確保している地域も少なくありません。県議会でも外国人労働力の確保に向けて、たびたび質疑が交わされています。

 介護分野では、慢性的な人手不足はさらに深刻です。政府は2020年までにベトナムから介護人材として1万人を受け入れるとしています。「外国人技能実習制度」を活用して就業してもらう計画ですが、外国人労働力に依存するわが国の姿は、新しい時代の到来を告げるものです。言語、習慣、文化、宗教など多様化する社会に向き合う、私たちの意識改革も求められているのかもしれません。

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6月県議会が開会中

 6月定例県議会は、6月13日に開会しました。会期は7月6日までの24日間です。今議会は各種条例案など19議案と報告15件です。招集日の冒頭、森田知事が議場であいさつし、当面する県政の諸課題として、東京外かく環状道路の開通や「ちばアクアラインマラソン2018」について、特に報告しました。

 私は、今年2月から自民党千葉県連の政務調査会長の重責を担っていますので、県政全般について幅広く対応していかなければなりません。外環道の開通は、東葛地域の交通利便性の問題だけでなく、県内の広域的な幹線道路網の整備を進め、その効果を県内全域に波及させるためにも大変重要なエポックです。

 また、今年10月21日に開催される4回目のアクアラインマラソンは、2020年の東京五輪・パラリンピックの機運醸成に向けて、知事は「一般の参加定数1万7千人に対し、2万人を超える応募があった」ことを報告していました。大会当日は、千葉の魅力いっぱいの物産展なども開かれますので、わが党としても全面的にこのイベントを応援し、併せて県南地域の観光振興に役立てていきたいと思っています。

 ところで、このところ全国各地で地震が相次いでおり、気になるところです。県内でもマグニチュード4以上の地震がたびたび発生し、房総半島沖ではプレート同士が地中の境界でゆっくり滑る「スロースリップ」という現象が起きていると専門家から指摘されています。

 6月18日には、大阪と京都の県境付近で震度6の地震が発生し、死者も出ています。また、政府が26日に発表した地震動予測値地図では、今後30年以内に千葉市で震度6以上の地震の発生確率を85%と予測しています。

 県民の不安を無用に駆り立てることは好ましくありませんが、備えをするにこしたことはありません。今議会のわが党の代表質問でも、あえて防災対策を取り上げるよう指示し、県の対応をただしました。転ばぬ先の杖と思って、皆さんも用心するようにしましょう。

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南房総市の「房州黒アワビ」漁最盛期

 千葉県のブランド水産物の一つに認定されている「房州黒アワビ」は、南房総市の特産物で今が漁の最盛期です。南房総地域の黒アワビは、肉厚で歯ごたえが良く、濃厚な味わいが特徴で高級食材として人気が高まっています。アワビ漁が解禁となった先月1日の初値では、黒アワビが1キロ1万3千円、赤アワビが同じく8千円の高値で取引されたようです。アワビ漁は9月上旬まで行われます。

 私は、昨年9月議会の一般質問に登壇した際、限られた水産資源を利用して漁業振興を図るため、漁獲量を増やさずに漁獲金額を上げていくにはどうしたらいいのか、農林水産部長に質問しました。

 伊東農林水産部長は「アワビ漁業では、輪採漁業の漁獲時期を1年遅らせることで、価格の高い大型アワビを漁獲し、漁獲金額を増やす取り組みをしているところ」と説明し、水産総合研究センターが技術面で支えていくと答弁しました。私はこれに対し、1日も早く水産総合研究センターの工事を進め、合わせて商品開発などの人材育成を図るよう要望しました。

 また、今年2月議会で県内における養殖漁業の展開について、館山市選出の三沢議員が質問したところ、漁業資源課長は「内房海域では、魚類のマダイやシマアジのほか、貝類では黒アワビ、海藻類ではワカメや内房特産のヒメロなどが養殖されている」と現状を説明し、養殖漁業の生産量は、年間200トンに上っているとしました。

 外房海域では、波が荒いなど養殖が難しい状況もありますが、これからの漁業はただ採るだけの漁業ではなく、資源管理を適正に行いより効率的、効果的な漁業が求められています。県では新たな養殖漁業として、カキやウニ、房総特産のハバノリなどの養殖についても技術的な検討が進められています。

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「館山・鴨川道路」検討会を設置

 陽春の季節となりました。5月のゴールデンウイークも今まさに真っ最中ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。南房総市域は、早春のお花畑こそシーズンが過ぎましたが、1年中観光で賑わっています。まもなく海水浴シーズンも迎えます。この機会にぜひ春から夏の房総路にお出でいただければ、幸いです。

 南房総市域では、館山自動車道の全線開通だけでなく、圏央道やアクアライン等と一体となった県内の高規格幹線道路網の形成によって、観光客の増加などストック効果が現れてきています。この効果をさらに県南地域に広く波及させるためには、館山市と南房総市、鴨川市を結ぶ地域高規格道路「館山・鴨川道路」の計画の具体化が求められています。

 昨年10月には、安房地域3市1町によって共同で館山・鴨川道路整備促進期成同盟会が設立され、さらに本年1月には、千葉県も加わった「館山・鴨川間 道路交通対策検討会」も設立されました。この地域の道路事情は申し上げるまでもなく、市街地を中心に渋滞が発生し、観光や物流に支障をきたしていることも否定できません。

 県としては、県の関係各課と地元市町が会員となって検討会を立ち上げ、国土交通省にもオブザーバーとして参加してもらい、地域の交通課題の抽出・整理や道路交通対策の検討に着手した訳です。館山・鴨川道路を地域高規格道路として整備促進していくことは、地域全体にとってまさに「悲願」であります。

 私も、県議会及び自民党県連として、引き続き「館山・鴨川道路」の整備に尽力してまいります。

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圏央道の着工と成田空港問題

 いよいよ平成30年度がスタートしました。そして、東京オリンピック・パラリンピックまであと2年足らずに迫り、千葉県は多くの課題を抱えて、ますます県政に寄せる県民の期待の大きさを痛感しています。

 私は、2月から自民党千葉県連の政務調査会長を仰せつかっていますので、地域のことだけに関わってばかりもいられず、全県的な視点から県政の動きを注視していかなければならない立場になりました。そうした視点から、今回のこの欄では、圏央道の未開通区間の着工式と成田空港の第3滑走路建設に向けた動きを簡単にご紹介しようと思います。

 まず圏央道ですが、県内で唯一未開通区間だった大栄ジャンクションから松尾横芝インターチェンジまでの18・5キロ区間で、3月17日にいよいよ起工式が行われました。

 ご承知のように、圏央道は、県内では東京湾アクアラインから木更津、茂原、東金、成田を経て茨城県へとつながり、文字通り首都圏中央連絡自動車道として整備されるもので、県内の未整備区間での工事が始まったことは、高速道路ネットワーク整備が最終段階に入ったことを意味します。

 工事が始まったとはいえ、この区間の供用開始は、2024年度(平成36年度)の予定と、まだまだ先のことですが、国も県も今後の用地買収に力を入れる方針ですので、私たちも1日も早い完成を待ち望んでいるところです。

 また、成田空港の機能強化について検討する国と空港会社、千葉県、地元市町との四者協議会が3月13日、千葉市内で開かれ、空港の運用などをめぐる修正案が最終的に合意されました。これにより、3本目のC滑走路の建設にメドが立ったことになります。

 実際のC滑走路の運用は、早くても10年先のことですが、成田空港を核とした千葉県の持続的な発展がはっきりと見通せるようになりました。千葉県にとって、この二つのニュースは大変大きな出来事ですので、あえてお知らせすることにしました。

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自民党政調会長に就任し代表質問に登壇

 平成30年度の千葉県の一般会計当初予算案などを審議する2月定例県議会は、2月15日に開会し、3月15日までの1ヵ月間の会期で開かれています。今、まさに審議中です。

 私は、2月21日の本会議場での質疑のトップバッターとして、自民党の代表質問に登壇しました。党を代表しての質問は2度目となりますが、さる2月1日に自民党千葉県連の役員会並びに議員総会が開かれ、私・木下敬二が県連の政務調査会長に選任されたことから、政調会長として初めて党の代表質問を行うことになりました。

 通常の一般質問が質問時間30分に対し、代表質問は2倍の1時間の枠内で、県政全般の当面する重要課題を取り上げることができます。私は、森田知事の政治姿勢について、①財政問題、②コンプライアンスの徹底について、③知事の海外トップセールスについて、④成田空港の更なる機能強化について、の4点を取り上げました。財政問題や成田空港の機能強化についての問題は、県政の喫緊の課題であり、十分時間をかけて森田知事の考えをただしました。

 また、最近マスコミなどで多く取り上げられている教員の長時間勤務について質問し、県教委が実施した実態調査の結果を踏まえ、公立学校の業務改善を進める必要性を強く訴えました。

 内藤教育長は、実態調査によれば、月間の残業時間換算でいわゆる「過労死ライン」に達した教員の割合が、中学校で約66%、高校で約36%、小学校でも約35%に達しているとの答弁でした。

 私は、こうした状況の改善策について厳しく追及。教育長は「調査結果を深刻に受け止めています。長時間勤務の解消に向けた指針を本年度中に改定します」と明言し、学校での働き方改革に向けた対策の検討を進めることを約束しました。

 私の代表質問の模様は、県議会のホームページから「インターネット中継(録画)」で改めてご覧いただけますし、近く「県議会リポート」として地域の皆様には詳しくお知らせする予定です。引き続き、「開かれた県議会」にご関心をお寄せください。

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県が有害鳥獣ハンターを採用

 1月末は全国的に寒波に見舞われたようです。しかし、南房総は一足早い春を感じさせています。「早春の房総路」へ家族そろってお出かけください。

 ところで、私が昨年2月県議会の予算委員会で厳しく指摘し、提案した「有害鳥獣ハンターの採用」によるイノシシやキョンなどの駆除対策が、県当局によってようやく実現することになりました。

 県は、深刻な農業被害を生んでいるイノシシと、特定外来生物で房総半島で増え続いているキョンを駆除するため、民間人の専門家を募集し、捕獲体制の強化に乗り出すことになりました。捕獲専門員の採用は、イノシシ、キョンとも目下のところ、各一人ですが、これからも増員を要望してまいります。

 捕獲専門員は、4月からの採用で任期は3年。わな猟免許を持ち、野生獣の生態・被害対策の専門知識の豊富なことが採用条件です。ほかにも、県は新たな有害獣対策として、地域ぐるみで駆除に乗り出す必要から、市町村職員や農協職員などを対象とした有害獣対策の研修を実施することにしています。また、今年も一般の若者や女性向けの狩猟入門セミナーの参加者も募集しました。昨年はこのセミナーに定員の3倍の120人が応募するなど、有害獣被害が身近に迫っていることを感じさせる反響ぶりです。

 県の調査では、平成28年度の有害鳥獣による農業被害額は、県全体で4億6千万円を超え、過去10年間で最悪を記録しました。まさに駆除が繁殖に追いつかないのが実情です。

 2月定例県議会は、2月15日開会予定です。また詳しいことをご報告します。

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サイクル電車で房総路へ

 明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。旧年中は、私の県議会活動にご理解、ご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

 房総半島は、これから日本中が厳しい寒さを迎える中、本当の観光シーズンに入ります。南房総を訪れ、お花畑で花摘みなど楽しみ、おいしい海の幸を食べながら、一足早い春をお楽しみください。

 JR東日本千葉支社では、昨年12月初めにサイクリングファンのために、自転車を解体せずにそのまま電車に持ち込んで乗れる初の占用電車「B.B.BASE(ビー・ビー・ベース)」を1月6日から運行することを記者発表しまし、両国駅でその車両が公開されました。

 B.B.BASEは、「房総バイシクルベース」の略称だそうで、サイクルスポーツを振興し、房総半島を訪れる観光客の増加につなげ、地域活性化を図ろうという大変結構な企画です。

 専用電車は、車内に座席とサイクルラックを99組設置し、自転車は前輪とフレームを固定してラックに立てかける仕組みです。電車の運行は、毎週土・日の週替りで館山・和田浦に停車する「内房コース」や、勝浦行きの「外房コース」、「銚子コース」などが企画され、3月末まで運行されます。

 自転車の旅が当たり前のように行われているヨーロッパでは、日常的な光景ですが、日本では電車に自転車を積み込んで旅行するのは珍しく、春の房総路を楽しむには絶好のプランではないでしょうか。この機会に、ぜひ南房総にお出でください。

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県議会の知事あいさつから

 1年の過ぎるのは本当に早いもので、もう師走に入りました。師走といえば、12月定例県議会が11月29日から開会し、今月22日までの会期24日間で開かれています。

 開会日の冒頭で、森田知事が議案の提案理由説明を兼ねてあいさつしましたが、この中で当面する諸問題の一つとして、次期「農林水産業振興計画」について取り上げました。

 千葉県の農林水産業は、私も県議会で機会あるごとに取り上げていますし、皆さんもよくご承知のように、国内外の産地間競争の激化や消費生活・消費形態の変化、生産者の減少と高齢化の進展など、農林水産業を取り巻く生産環境は大きく変化しています。

 このため、農地の減少や耕作放棄地の増加、森林の荒廃、水産資源の減少など喫緊の課題が山積しています。このままでは日本の美しい山河は守られていきません。そこで県は、来年・平成30年度から4年間を計画期間とする次期「千葉県農林水産業振興計画」を策定する準備を進めています。

 次期計画では、千葉県産の農林水産物の需要拡大に向けて、「販売力の強化」「力強い産地づくり」を目指し、これらを支える担い手の育成、生産基盤の強化など「地域の特性を生かした農山漁村の振興・活性化」について、基本的な方向性と具体的な取り組みを定め、「農林水産王国・千葉」の復活を図る考えだとしています。

 知事のこうした言葉が、具体的に実行に移され、わが南房総地域でも地域に根ざした農林水産業の振興が図られるよう、私も県議会の場で今まで以上に積極的に発言してまいります。

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