園芸王国「日本一」奪還を目指します

 7月6日に6月定例県議会も終了し、8月は目下、9月定例会へ向けて充電期間です。6月議会の最終日に、所属する常任委員会の委員の構成が多少変更されました。私は、農林水産常任委員会のまま変りませんでしたが、これまで務めてきた委員長の職責は、お隣りの鴨川市選出の亀田郁夫議員にお譲りし、今回は副委員長に就任しました。

 その、千葉県農林水産業について、農業産出額では北海道、茨城県に次いで全国第3位というのは、かなり知られているところだと思いますが、コメや畜産を除いた園芸部門だけの産出額では全国第2位だということは、それほど知られていないようです。そこで、千葉県はこのほど、園芸部門の産出額で「日本一」の奪還を目指し、野菜や果物の生産や流通体制の強化に向けた取り組みを支援するサポートチームを立ち上げました。

 千葉県の園芸部門は、温暖な気候と大消費地の首都圏に近い立地の優位性を生かして、長い間、全国一位を維持してきましたが、平成21年に北海道に抜かれて第2位に転落してしまいました。農家の高齢化など構造的な要因もありますが、日本一奪還のために、県は今後、マーケティングの専門家や流通関係者らの意見を聞いて、市場ニーズの高い農作物への品目転換や加工用作物の導入など、新たな市場開拓を研究し、県内各地の生産団体の販売力強化や生産拡大を積極的に支援することで、安定的な生産体制の確立を図る考えです。県としては、5年、10年先を見据えた取り組みをしていくことになります。

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