コロナの感染拡大に注意を

 猛暑が続く中、南房総地域では夏休みを利用して、海水浴など家族連れの行楽客で大いに賑わっています。特に都内や神奈川など県外からアクアラインを利用して房総の夏を満喫しようというお客さんだけでなく、千葉や船橋方面からも「安・近・短」の手軽な行楽に訪れる家族連れも目立っています。あまりに楽しくても、真夏の太陽に照らされますので、海水浴場で働く皆さんも含めて水分補給を忘れず、熱中症には十分注意してもらいたいものです。

 そんな中、少し心配なことは新型コロナウイルス感染症が、静かに感染拡大の傾向にあることです。直近の報告によれば、県内では10週連続で感染者が増加しています。千葉県の発表では、7月8~14日の週の定点観測で1医療機関当たり12・77人の感染が確認され、その前の週に比べて17%増加しているとされています。

 千葉大学医学部では「いわゆる第11波と考えている」とし、新たな変異株による流行の兆しに警報を鳴らしています。都内など県外からの行楽客だけでなく、安房地域では今、各地で夏祭りが盛んに行われていますので、必要に応じてマスクの着用、うがい、手洗いの励行などでご自分だけでなく、家族をコロナから守るよう気をつけたいものです。 

 県議会は7月9日に6月定例会が閉会し、能登半島地震を教訓として、房総半島で大規模地震が発生したことを想定し、孤立集落を発生させないための3億円の災害対策費を盛り込んだ補正予算案を可決して閉会しました。9月定例会は9月11日開会の予定です。

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