深刻な少子化と人口減少問題

 このところ大変な暑さが続いていますが、南房総は今、夏真っ盛り。東京方面からの海水浴客で大いに賑わっています。景気回復が本格軌道に入ったという報道も多く目にしますが、一般庶民にはまだ実感がないかもしれません。そこで、首都圏からは安・近・短の南房総で、この夏を思い切り楽しんでもらいたいと思います。

 6月県議会は、7月4日に閉会しました。次の9月定例会は、9月18日が議会招集日の予定です。

 私がこのところ、心配していることの一つに人口減少問題があります。さきに開かれた全国知事会議では「少子化非常事態宣言」が発せられたようです。国と地方が総力を挙げて、少子化対策に取り組む必要性を宣言しています。人口減による自治体への影響を試算した「日本創成会議」の予測では、若い女性が都会に憧れ、農村部を離れる傾向が強く、これまで懸念されていた「限界集落」が、いずれは「消滅集落」になるかもしれないとさえ言われています。

 国交省の2050年の人口予測でも、2010年の国勢調査結果による千葉県の総人口約621万人が、あと36年後には22%減少して487万人になるという衝撃的なニュースが流れています。特に郡部では、およそ4割の地域で人口が半減すると推計されています。

 われわれ県議会も、こうした予測を深刻に受け止め、少子化対策を軸に人口減少問題に対し、早急な対策を実施するよう国や県に強力に働きかけてまいります。やはり、若い人たちが夢を持って楽しく暮らせる地域づくりが一番大切だと思っています。

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