4月の統一地方選挙、5月の臨時県議会と矢継ぎ早に過ぎ、早くも改選後初の6月定例県議会が6月10日から始まっています。閉会日は7月3日の予定です。私も一般質問に立って、地域の問題を訴えたかったのですが、同じ自民党内でも登壇者に限りがあるものですから、今議会では後輩、同僚議員に登壇の機会を譲りました。
議場で質疑を聞いていると、県内各地域でのさまざまな課題が浮き彫りになってきます。わが党の同僚議員の一般質問の中で、有害鳥獣駆除への県の取り組み姿勢が取り上げられ、わが南房総・安房郡地域とも共通課題ですので、少しご紹介します。
昨年、鳥獣保護法の改正が行われ、本年5月に施行されました。有害鳥獣被害が全国的に拡大する中で、狩猟者が減少し、また高齢化しているため、捕獲の担い手確保を目的に、新たにわな猟の免許試験を県南部地域でも実施すべきではないかという質問でした。
これに対し、答弁に立った環境生活部長は「狩猟免許には、わな、網、銃の3種類があり、年4回、市原市にある県射撃場で実施している。わな猟による有害鳥獣の捕獲は、効果的な手段であり、県射撃場で実施している試験に加え、今年度は県南部地域においても実施していく」と述べました。
農作物被害が特に大きな県南地域でのわな猟免許の試験実施は、私もかねてから県に強く要望してきたことであり、喜ばしいことだと思います。地域を挙げて有害鳥獣駆除に、なお一層取り組んでいきたいと思っています。