スーパーモンスターウルフ現る

 6月県議会は7月12日に閉会となりました。私は、今回は質問の機会を同僚議員に譲りましたので、質問には立ちませんでしたが、予算委員会の副委員長として審議の進行に努めました。

 次回、9月定例議会は9月14日招集の予定です。

 6月議会の予算委員会では、私が委員長席にいた時、わが党の江野澤吉克議員(袖ヶ浦市選出)が、有害鳥獣被害の問題で執行部に質問していました。江野澤議員は、ライフル銃を使った駆除の可能性などを取り上げましたが、これはさすがに無理だとの回答でした。袖ヶ浦市では、市街地にもイノシシが出没し、江野澤議員自身の車がイノシシと衝突したと、被害の深刻さを訴えていました。

 ライフル銃はともかく、最近ネット上などで話題になっているのが、「スーパーモンスターウルフ」です。文字通り、狼の形をしたぬいぐるみのようなものですが、吠えることもでき、狼の声や人間の声が内蔵されていて、野生動物を威嚇します。音声は最大90デシベルまで出すことができ、静かな地域では1キロ四方にまで声が響くそうです。

 「スーパーモンスターウルフ」は、首が動き、目が赤く光り、大音響で威嚇するので、有害鳥獣の被害対策にはかなりの効果があると思われます。木更津市のJAが田んぼにこの装置を設置し、大きく報道されました。この装置は、北海道の精密機械の製造会社が作っているそうです。少し前ですが、やはり狼の声で野生鳥獣を威嚇して撃退する装置を製造した人が、新聞等で取り上げられていました。こちらは、ソーラーパネルを内蔵した装置で、24時間常時稼働する優れものだとの報道でした。

 イノシシ被害などで頭を悩ませている皆さんは、ぜひ研究してみるのもいいのではないでしょうか。私も県議会の場で、これまでも度々有害鳥獣被害の深刻さを訴えてきましたが、これからも地域の皆さんが、安全で安心して生活できる環境づくりをめざして、県当局に効果的な改善策を要望してまいる所存です。

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