6月定例県議会は、6月13日に開会しました。会期は7月6日までの24日間です。今議会は各種条例案など19議案と報告15件です。招集日の冒頭、森田知事が議場であいさつし、当面する県政の諸課題として、東京外かく環状道路の開通や「ちばアクアラインマラソン2018」について、特に報告しました。
私は、今年2月から自民党千葉県連の政務調査会長の重責を担っていますので、県政全般について幅広く対応していかなければなりません。外環道の開通は、東葛地域の交通利便性の問題だけでなく、県内の広域的な幹線道路網の整備を進め、その効果を県内全域に波及させるためにも大変重要なエポックです。
また、今年10月21日に開催される4回目のアクアラインマラソンは、2020年の東京五輪・パラリンピックの機運醸成に向けて、知事は「一般の参加定数1万7千人に対し、2万人を超える応募があった」ことを報告していました。大会当日は、千葉の魅力いっぱいの物産展なども開かれますので、わが党としても全面的にこのイベントを応援し、併せて県南地域の観光振興に役立てていきたいと思っています。
ところで、このところ全国各地で地震が相次いでおり、気になるところです。県内でもマグニチュード4以上の地震がたびたび発生し、房総半島沖ではプレート同士が地中の境界でゆっくり滑る「スロースリップ」という現象が起きていると専門家から指摘されています。
6月18日には、大阪と京都の県境付近で震度6の地震が発生し、死者も出ています。また、政府が26日に発表した地震動予測値地図では、今後30年以内に千葉市で震度6以上の地震の発生確率を85%と予測しています。
県民の不安を無用に駆り立てることは好ましくありませんが、備えをするにこしたことはありません。今議会のわが党の代表質問でも、あえて防災対策を取り上げるよう指示し、県の対応をただしました。転ばぬ先の杖と思って、皆さんも用心するようにしましょう。