“夏の房総、君を待っている”

 国政は、社会保障と税の一体改革関連法案の採決を巡って、大混乱の様相です。与野党の3党合意に基づいて、法案は衆議院で賛成多数で可決され、参議院での審議がまもなく始まるものと思います。消費税率の引き上げに対しては、さまざまな議論があることも承知していますが、現在の民主党の姿は、党の代表である野田首相が政治生命をかけると明言して提案した法案に、大量の造反者が出るなど、すでに責任政党の姿から遠いものになっています。こうした事態に至った以上は、できるだけ早期に衆議院を解散して、国民の信を問うべきだと思います。

 国の政局はそれとして、県議会は現在、6月定例議会が開会中です。今議会は、条例案の制定や一部改正などが主な議案で、争点になるような議案は見当りません。森田知事は、議案の提案理由説明の中で、当面する重要課題として、放射性セシウムを含む東葛飾地域でのごみ焼却灰の一時保管場所の問題や災害対策基本法に基づいて、千葉県が策定する地域防災計画の修正などに言及しました。

 6月19日から始まった質疑並びに一般質問では、わが自民党の代表質問で、昨年の夏は大震災の影響で観光客数が落ち込んだが、今年の夏の回復に向けてどう対応するのかとの質問に、森田知事は「今年の夏は“夏の房総、君を待っている”のキャッチコピーで観光キャンペーンを大々的に展開し、私も先頭に立って都内などでイベントを開催していきます」と答弁していました。群馬県や栃木県などの海なし県でのPRも行なわれます。

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