謹賀新年

 新年明けまして、おめでとうございます。南房総市・安房郡の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。昨年中は、さまざまな場面でご支援やらご厚情をたまわり、地域の代表として県議会活動に誠心誠意努めてまいりました。本年も力いっぱい頑張ってまいる所存ですので、なお一層のご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

 さて、昨年末の二つの出来事を紹介し、県政報告といたします。一つは、12月定例議会で、我々ちば自民党県議団が発議案として上程した「千葉県体育・スポーツ振興条例」が、県議会で圧倒的多数の賛成で可決・成立したことです。これは、昨年の「ゆめ半島千葉国体」で千葉県が天皇杯、皇后杯を獲得して悲願の総合優勝を遂げたことなどから、なお一層のスポーツ振興に努め、子供から高齢者まで健康で活力ある地域社会の実現を目指し、そのために必要な支援を県が行うことを明文化した条例です。

 もう一つは、平成21年の千葉県の農業産出額が3・6%減少したものの、4,066億円と全国3位の地位を守ったことです。12月末に農水省から発表されました。県農林水産部の分析では、野菜と米の減額が大きかったため総額が減少しましたが、南房総市・安房郡で盛んな生乳は5・8%増加し、果実などの生産も増えています。

 しかし、政府がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加検討を表明しており、我々自民党県議団も危機感を強めています。貿易自由化により関税が撤廃されれば、県の試算でも農業産出額は3分の1減少してしまいます。何としても日本の稲作農家や酪農家を守るための方策を政府に強く求めていかなくてはなりません。この問題は、これからも県議会で大きな議論を呼ぶことは必至です。私もしっかり取り組んでまいります。

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