昨年度の決算見込み

 今年の夏は厳しい暑さが続きましたが、9月の声が聞こえ始めてから、このところずいぶんと涼しくなってきました。気温の差も激しいことから、皆さんも風邪などひかないよう気を付けていただきたいと思います。

 年4回の定例の県議会は、9月25日から9月議会が開会する予定です。そろそろ議会の準備も始めたいと思っています。9月議会では当然議論の一つになりますが、県の財政当局は、先に昨年度の一般会計決算見込みを発表しました。

 それによると、歳入は前年度に比べて1・1%増えて1兆6364億円になる見込みのようです。これはアベノミクスの影響で企業業績が好調だったことから、法人が収める税金(法人2税)が大幅に増加したことが主な理由です。県税収入は前年度比6・6%も増加しました。個人県民税を含めた県税全体では、438億円も増えていますから、千葉県の税収面をみても、やはりわが党の景気対策が功を奏したことが実証されています。

 しかし、喜んでばかりはいられません。歳出面では、高齢化の進展などにより介護給付などの社会保障関連経費が年々増加しているからです。また、県有施設の更新期に差しかかっており、公共施設の維持・管理に経費がかかり、財政運営は依然として楽観はできません。県の借金に当たる県債残高は、初めて3兆円を突破してしまい、借金返済に当たる公債比率も増え続けているのが実態です。

 こうした状況の中でも、南房総市など県南地域のさらなる発展のために、私だけでなく地域選出の同僚議員とも連携し、来年度の予算編成に向けて、しっかりと県南振興のための予算要望をしてまいりたいと思っています。地域の皆さんにも更なるご理解とご支援をお願いします。

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