夏休みも終って、朝夕は大分秋の気配が漂ってきました。今年の夏は長雨が続き、天候不順で農作物の被害も報告されています。野菜の高騰なども報道されましたが、8月後半からようやく夏らしい暑さが戻ってきたかと思えば、そろそろお彼岸の声も聞こえてきます。
1年の過ぎるのは本当に早いもので、間もなく9月定例議会が始まります。9月14日招集日、閉会は10月11日の予定です。9月議会では、森田知事が先ごろ記者発表した「新総合計画策定案」が議案として提出される見込みです。新総合計画というのは、森田知事が当選して3期目の4年間の県政運営に当たって、その指針を示すもので、いわばビジョンです。
知事は、1期目の当選から「くらし満足度日本一」のキャッチコピーを掲げて基本構想を策定してきましたが、今回はその総仕上げの計画と位置付けられています。新しい計画案は、千葉県の未来を担う若者や子供たちが誇れるような千葉へさらに飛躍するという思いを込めて「次世代への飛躍 輝け!ちばの元気プラン」とタイトルが付けられました。
千葉県だけではありませんが、今日、少子・高齢化が一段と加速し、県民の4人に1人が高齢者という状況です。高齢化の進展は、医療・福祉ニーズの増大を招き、必然的に社会保障費の増加につながり、財政を圧迫しています。このため、こうした政策課題を具体的に示し、本年度から平成32年度までの4年間で取り組む政策・施策を62項目の具体的な形にまとめたものです。また、機会をみて詳しくご報告したいと思っています。