新年度予算で災害復旧・復興を加速化

 昨年9月の台風15号以来、気候変動による異常気象が相次ぎ、年が変わった1月も例年に比べて雨が多く、屋外での仕事が多い人たちには悩みの種になっていました。本来なら、「早春の房総路」は平日も観光客で賑わうのですが、今年はどうも出足がもう一つのようです。しかし、私の地元、南房総の観光はこれからが本番。どしどし房総路へお出かけください。

 今月の私の県政報告ですが、さる1月30日に発表になった千葉県の令和2年度の当初予算案についてです。一般会計の総額は1兆8194億8千5百万円で、前年度当初予算費3・3%増の過去最大の予算規模です。

 私は現在、自民党千葉県連の政務調査会長の要職を担っておりますので、これまでに千葉県の財政当局と綿密に調整を重ねてきました。新年度予算案は、この結果取りまとめられたものです。我々自民党の要望がしっかりと反映された予算案だと申し上げることができます。

 概要をご説明すると、

① 激甚化する災害に備える防災・減災対策や犯罪対策などの「くらしの安全・安心の確立」
② 障害者やひとり親家庭への医療費助成の充実、私立高校の授業料負担の軽減など「子ども・子育て世代への支援や福祉の充実」をはじめ、「商工業の振興・雇用」「農林水産業の振興」「社会基盤づくり」などの各分野に重点的に予算配分しています。

 さらに、令和元年度の2月補正予算では災害からの復旧・復興関連で740億円が計上されましたが、一部損壊住宅の修理や被災農業用施設の再建などに対する助成について、被害状況の確認が進み、所要の見込み額が想定を上回ったことから、令和2年度の当初予算案ではこれらの予算を増額し、台風等の災害からの復旧・復興を加速化していくこととなりました。

 また、自主防災組織の育成など市町村が地域防災力の向上のために取り組む事業への総合支援補助金について、期間を延長するとともに大幅に予算を増額します。それだけでなく、今後の大規模災害の発生に備えて、必要な備蓄物資の増強を行ってまいります。

 ここでは新年度予算案のすべてを申し上げることはできませんので、また機会を見つけてご報告いたします。

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