追加補正予算の提案と副議長への就任

 6月県議会は7月3日に最終日を迎え、執行部から追加提案された平成2年度6月補正予算案を審議した結果、全会一致で可決されました。

 新型コロナウイルス感染症対策をメインとした6月補正予算案は、当初、5月下旬に執行部から公表されました。追加補正の予算額は、この時点で181億3800万円とされ、このうちコロナ対策だけで162億円に上る、まさに“コロナ予算”でした。

 予算案審議は、30日の常任委員会で終了しましたが、国の第2次補正予算が6月12日に成立したことを受け、千葉県として国と連携して迅速に対応しなければならないものについて、関連する予算を議会最終日の7月3日に追加計上したものです。

 追加提案された補正額は、予算規模で1867億4千8百万円となり、補正後の千葉県の予算額は初めて2兆円を超えることになりました。

 追加補正の主な内容では、医療・介護等の担い手へ支援策などで356億円が計上されました。具体的には、新型コロナウイルスの感染リスクを抱え、指定医療機関や帰国者・接触者外来の現場で感染リスクを抱えながら、懸命の医療に当たった医療従事者約15万人を対象に、実際にコロナ患者の診療を行った医療機関に対し、1人20万円、上記以外の医療従事者には1人10万円の慰労金が支給されることになりました。

 また、その他の病院、診療所などに勤務し、患者と接する医療従事者等に対しては、実際に入院患者を受け入れた場合、1人20万円、それ以外は1人5万円の給付とされました。

 さらに、介護施設や障害者支援施設などに勤務する者約31万人に対しても、感染者や濃厚接触者発生日以降に勤務した場合、1人20万円から5万円が給付されることになりました。

 このほか、医療提供体制の強化や感染症防止対策の徹底、生活支援、教育環境の整備、中小企業への支援、観光需要の喚起に係る対策なども盛り込まれています。

 また、3日の議会最終日の最後には、正副議長の改選が諮られ、議長に山中操議員(千葉市若葉区選出)が、副議長には私、木下敬二が賛成多数で選出されましたことをご報告いたします。

 私は、自民党千葉県連の政務調査会長の重責を仰せつかっているばかりか、このたびは副議長に選出され、身の引き締まる思いであります。今後は、初心忘れず、千葉県と南房総地域の発展のために身命を賭すつもりです。引き続き、ご支援を賜りたくお願い申し上げます。

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