8月28日に安倍総理が突然の辞任表明を行い、わが党にも衝撃が走りました。新たな自民党総裁選挙は9月14日に行われる予定となり、16日に召集される臨時国会で首班指名が行われ、新しい内閣総理大臣が決まる見通しです。
我々県議会の自民党議員団は、安倍総理の経済政策・アベノミクスを支持してきただけに突然の辞任表明は、ただただ残念としか言いようがありません。1日も早く健康を取り戻し、再び国政に尽力していただきたいと願っています。
一方、県政について申し上げれば、9月定例県議会は9月16日に開会予定です。正式には直前の議会運営委員会に諮られて決定しますが、閉会日は10月13日の見込みです。
今議会の議案では、平成2年度の補正予算案が中心になります。新型コロナウイルス感染症は、7月以降も新規感染者の多い状態が続いており、引き続き感染症対策に万全を期すとともに、観光業を中心に深刻な影響を受けている地域経済の活性化を図っていく必要があります。
9月2日に開かれたわが党の役員会、議員総会で執行部から示された補正予算案の特徴は、
〇感染症の長期化に備えた医療供給体制の整備
〇県民とともに推進する「ちばと一緒に!」キャンペーンの推進
〇厳しい経営状況にある中小企業等へのさらなる支援
などの取り組みが図られる見込みです。
追加補正予算額は533億円余りで、このうち、コロナ対策で507億円を占めます。これまでの予算額と合わせた千葉県の予算規模は、約2兆1千億円余りとなる見通しです。
とりわけ、鴨川市、南房総市など県南地域の観光支援策では、「ちばと一緒に!」キャンペーンの一環で、宿泊者に対して抽選で行う、1人当たり5千円分のキャッシュバック、及び千葉ならではのおもてなしを提供するWelcome to CHIBAキャンペーンの対象者が増員されます。
ほかにも、消費が落ち込んだ県産農林水産物を季節に合わせてプレゼントするキャンペーンなども企画され、コロナ禍で低迷する県産農林水産物の需要喚起が図られる予算案になっています。