飲酒運転根絶を目指して条例制定へ

 今年6月、八街市内で下校途中の小学生児童の列に、飲酒運転のトラックが突っ込み、児童2人の尊い命が奪われ、3人が大けがを負うという痛ましい交通事故が発生したことは皆さまの記憶に新しいところです。

 そこで我が党は、11月26日から開会した12月定例県議会で、「(仮称)千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例」(案)を議員が自ら作成し、提案する『議員発議案』として上程することになりました。提案するのは、本会議場で質疑並びに一般質問が始まる12月2日の会議冒頭になる予定ですが、我が党が公明党など他の会派に賛同を呼びかけ、県議会として一致して「飲酒運転根絶条例」の成立を目指してまいります。

 飲酒運転が度重なる法改正により厳罰化がなされてきたにも関わらず、今回の八街市の事故によって明らかになったように、一向に飲酒運転がなくなりません。そこで、この条例案は、関係する機関や団体のみならず、家庭や学校、職場、地域等が一体となって飲酒運転根絶に取り組むことを決意することを目的に条例として明文化するものです。

 12月議会は、2日から我が党の代表質問を皮切りに実質審議が始まりますが、今議会へは執行部から令和3年度の一般会計補正予算案などが提案されます。ただ、人事委員会の勧告に基づく県職員の給与改定案については、既に開会日に提案され、本会議の審議に先駆けて採決され、可決されました。給与改定案は、いわゆる冬のボーナスの支給月数を引き下げ、コロナ禍における民間給与の支給レベルに合わせるための改定です。

 もちろん、知事はじめ特別職の期末手当も引き下げが行われ、我々県議会議員もこれに足並みをそろえることは申し上げるまでもありません。
 
 今年1年も残りわずかとなりました。新型コロナ感染症対策に追われた1年ではありましたが、県民の皆さまにとっても新年がより良い1年になりますよう祈念申し上げます。

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