6月定例県議会は6月16日に開会し、22日から我が党の代表質問を手始めに質疑並びに一般質問などの実質審議が始まりました。わが党の代表質問には、瀧田敏幸議員が登壇し、熊谷知事の政治姿勢をはじめ、財政問題、防災対策、観光と農林水産業の振興、県土整備政策など千葉県の一層の飛躍を願って、知事や執行部の考え方をただしました。
このうち、幹線道路網の整備では、熊谷知事が南房総地域に至る富津館山道路の全線4車線化に向け、都市計画など関連手続きを進めるとともに、東京湾アクアラインの通行料金を時間帯によって変動させる「時間帯別料金」の社会実験を7月22日から実施することを表明しました。また、県外からの観光客の行動の変化については、カーナビの位置情報等を活用して滞在時間の変化、観光施設等への来訪者数の変化、観光客の周遊ルートなども行政としてしっかり把握していく考えを明らかにしました。
一方、飼料価格の高騰など厳しい経営環境に追い込まれている酪農家に向けては、千葉県誕生150周年記念事業と連動して消費拡大の啓発活動を行うとともに、5月の臨時議会で可決し既に補正予算に計上されている畜産農家の負担軽減を図る経費を、7月中の支給開始に向けて準備を進めているとの説明がありました。
また、海洋環境の変化を踏まえた水産資源の管理については、国と連携してスマート技術の活用により、魚種ごとに獲れた量の数値等を迅速に収集するなど、最適管理が可能となる魚種の拡大に向け、精度の高い資源評価を行っているなどとの答弁がありました。
ほかにも南房総地域に関わりの深い問題がいくつもありますが、また、機会があれば改めてご報告いたします。
7月に入り、本格的な夏が迫ってきました。皆さんにはそれぞれのお仕事に精を出していただくことはもとより、熱中症予防など健康面にも十分に留意してお励み下さい。