2月県議会が閉会

 県北地域はまだまだ春が遠いようですが、2月の末に暖かい日が続いたせいか、県南地域は、もう春真っ盛りといった様子です。さすがに、日本の春の代名詞とも言える桜の開花はまだですが、鋸南町の「頼朝さくら」はもう満開です。家族そろって春一番の南房総へぜひお出かけください。

 県議会は、2月25日に閉会日を迎え、平成7年度千葉県の当初予算案を主な議案とする2月定例県議会は、執行部から提案された予算案など合計112の全議案が、わが党などの賛成多数で可決、承認、または同意され成立しました。成立した当初予算は、先月の当欄でもお知らせしましたが、3月16日に知事選挙が投開票されることから、あくまでも骨組みだけの「骨格予算」であり、本予算ともいえる政策的事業費等を盛り込んだ「肉付け予算」は、新知事を迎えて6月の定例県議会に提案される補正予算案に盛り込まれることになります。

 また、「防災県千葉」の看板のもと、防災対策が県政の中心課題になっていることから、能登半島地震をはじめとした災害の教訓から地域防災計画の見直しが進められ、2月17日に防災会議が開かれ、新たな「千葉県地域防災計画」が発表されました。能登半島と同じ「半島性」を抱える千葉県の地理的特性を踏まえ、救援物資の調達や輸送、避難所の整備と運営、避難者の正確な把握などをデジタル化して管理する手法が取り入れられました。

 このほか、運転手不足から既存の公共交通機関の維持・運営が難しくなっている南房総地域では、自治体が実施主体となる「公共ライドシェア」の実証実験が始まることになりました。関連して、県では人手不足のバス運転手の確保をめざし、幕張メッセで合同就職説明会を開くなど、地域住民の足の確保に力を入れています。

カテゴリー: 県政報告   パーマリンク

コメントは受け付けていません。