宿泊税導入の検討会設置

 平成6年度の千葉県の新年度予算案を審議する2月定例県議会は、2月14日に開会しました。我が党の瀧田議員による代表質問を皮切りに、本会議場での質疑並びに一般質問が2月29日まで行われ、3月4日からは予算委員会が開かれ、私の所属する農林水産常任委員会は3月12日に開催され、閉会日は15日の予定です。

 我が党の代表質問では、観光業や農林水産業の振興対策などが積極的に取り上げられました。このうち、観光と宿泊に関する施策展開について、有識者などからの提言があったことに関連した質問では、熊谷知事は「県としても今後の観光施策の安定財源の確保のためには、宿泊税の導入も必要だと認識している」として、合意形成までに一定の期間が必要なことから、「できるだけ早い時期に検討会を設置したい」と答弁しました。

 また、千葉県の農業粗生産額が全国4位の地位を確保したことについては、引き続き病害虫総合防除対策への取り組みの強化や園芸農家が施設や機械を整備する場合、県の補助率の引き上げを行うなど、販売増加に向けてチャレンジする農家に対して支援策の強化を図り、農林水産物の輸出促進に向けては新たなマーケティング調査を実施するなど『稼げる農業の実現』に向けて取り組むことを約束しました。

 また、道路行政では、東京湾アクアラインの渋滞緩和を目的とした変動料金制が、一定の効果を挙げているとして、来年3月末までさらに1年間延長する方針が示されたほか、圏央道の早期完成及び、南房総の観光振興に欠かせない富津館山道路の全線4車線化の整備促進に力を入れる考えが、改めて知事答弁によって明らかにされました。詳しいとことは、また機会をみてお知らせします。

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