9月補正予算案の概要

 猛暑の8月がようやく過ぎましたが、今年はまだまだ暑い日が続きます。県議会もこれまで実質夏休みでしたが、9月11日(水)から9月定例会が開会する予定です。ようやく秋がやってきたという感じです。

 9月議会に先立ち、県執行部は議会に提案する9月補正予算案の概要を我が党の議員総会などに示しました。補正予算額は102億円余りを新たに追加補正し、この結果本年度の一般会計は総額で2兆1182億円余りとなります。

 補正予算の目玉事業は、医師の労働時間短縮に向けた体制整備に16億円余りを割いたほか、路線バスの運転手不足に対応するため、バス事業者に対し、1事業者当たり上限150万円の支援金を交付しようという事業が中心です。

 これらは、いわゆる「2024年問題」という、働き方改革関連法に伴う労働基準法の改正によって、本年4月から年間の労働時間に上限が設けられたことから、物流業界、特に路線バスの運転手等の人手不足が深刻化しているためです。地域によっては、路線バスの廃止が相次ぐなど、住民の日常生活の「足」が奪われるという問題にまで発展しています。

 医療においても同様で、医師の労働時間短縮に向けて、医師の教育研修、医療機関への非常勤医師派遣事業の経費の一部を補助する事業などが補正予算に盛り込まれました。9月県議会は、9月18日に我が党の代表質問が行われ、10月9日に閉会の予定です。

 一方、先月、岸田首相が突然、自民党の総裁選不出馬を表明し、後継総裁を選ぶ選挙が9月12日告示、27日投開票の日程で行われることになっています。

 目下、いろいろな国会議員が出馬表明したり、立候補を検討したりしているようです。立候補者が10人を超えるという観測もあり、まさに候補者乱立、「群雄割拠の戦国時代」の様相を呈しています。どなたが新総裁になられても、我が党への信頼が回復され、党再生につなげてもらえるよう、切に願うものです。

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