私の今年最初の県政報告を申し上げる前に、本来ならば、新年のごあいさつを申し上げるべきですが、昨年は東日本大震災でたくさんの命が失われ、不幸のどん底に突き落とされた方々のことを思うと、決まりきった新年のごあいさつを言うことは、申し訳ない気がいたします。一日も、一刻も早く被災地の皆さんが元気を取り戻し、復旧・復興を果たされますことを願って、また、今年こそ良い年になりますよう祈って、あらためて「がんばろう! 日本」と申し上げ、新年のごあいさつにしたいと思います。
さて、千葉県議会は昨年12月20日に、12月定例会の最終日を迎え、一般会計補正予算案や東日本大震災市町村復興基金の創設など43議案を原案通り可決して閉会しました。この復興基金は、国から千葉県に交付される30億円の特別交付税を財源として、東日本大震災からの復興に向け、地域ニーズに応じたきめ細かな施策が、単年度予算枠に縛られずに、住民に最も身近な市町村が執行できるように設置するものです。森田知事は、議会答弁の仲で、今後、市町村に全額交付し、市町村が利用しやすい制度にしたいと言っています。
また、観光業の風評被害に対する東京電力との賠償協議については、すでに国や県を交え、観光業者団体との1回目の検討会議が開かれております。そこで、東京電力から一定のたたき台が示されましたが、十分なものでなかったことから、引き続き協議している旨の報告もありました。
本年も頑張って県政報告を続けてまいりますので、どうぞ、私のホームページをご覧ください。