「政界の一寸先は闇」とよく言われますが、さる8月28日に安倍晋三首相が、突然記者会見で辞任表明し、わが党だけでなく日本中を揺るがしました。第2次安倍政権は7年8ヵ月の長期にわたって独自の経済政策・アベノミクスを掲げ、景気回復に力を注いできました。
長期政権だっただけに、いろいろと批判もあったかもしれませんが、日本経済を景気低迷から脱却させ、外交政策でも日本の立場を明確に示すなど、大きな功績を残したものと高く評価されています。私も、安倍首相が必ずしも体調が万全でない中、国民のために懸命に働いてきたことに対し、国民の一人として深く畏敬の念を抱いています。
後任の菅義偉首相には、安倍政権の継承者として、引き続きコロナ対策と経済の両立を目指し、日本を正しい方向に導いてもらいたいと思います。遠くない解散・総選挙でも、安房地域の総意を結集して、堂々たる成績でわが党が勝利を収めることを確信しています。
一方、県政に目を向ければ、9月定例県議会は9月16日に開会し、10月13日までの会期23日間で開かれています。わが党の代表質問だけでなく、今議会ではやはり新型コロナウイルス感染症対策が中心議題になっています。第2波の感染拡大にも歯止めがかからず、高水準の拡大が続いているのは否定できません。
そこで、私たち県南地域の議員と地域の医師会が協力し、県当局に強く働きかけてきたPCR検査センターの県南地域への開設が決定し、9月30日から稼働しました。開設場所は、館山市の安房地域医療センター内で、南房総市など安房地域の3市1町における「かかりつけ医」が必要と認めた患者を対象に検体を採取する予定で、1日当たり最大20件程度の検体を対象に検査センターが動き出しました。