4月から一般の会社や国、県、地方自治体、地域の学校などでも新年度が始まり、1ヵ月が過ぎました。順調に滑り出したところもあれば、スタートからつまずいてしまった会社や子供たちもいるかもしれません。4月29日から始まったゴールデンウィークは、そんな場面での一休みといったところではないでしょうか。連休中は南房総や鴨川地域にお出かけいただき、おいしい料理を食べ、ゆっくりと英気を養ってください。
県議会も当初予算案を審議する定例議会がすでに終わり、新年度事業がスタートしました。そして、補正予算案が主な議案となる6月議会は5月27日から始まる予定です。5月20日の議会運営委員会で正式に決定しますが、目下の予定では6月2日から質疑並びに一般質問が始まり、私の所属する農林水産常任委員会は6月16日の開催になる予定です。
先月の当欄でもご報告しましたが、「千葉県畜産総合研究センター・嶺岡乳牛研究所」の移転案が、県庁の担当部署で検討されていた問題で、私は県に対し「嶺岡牧場は日本の酪農の発祥地であり、安房地域には今も酪農家が多く、絶対に存続すべきだ」と強く申し上げてきました。これを受けて、今月中旬には安房・鴨川地域の3市1町の首長がそろって県へ存続を求めて要望活動をすることになっています。
また、新型コロナウイルス感染症についても県内の新規感染者が2千人台を下回ってきたとはいえ、依然として高止まり状態です。3回目のワクチン接種が終わった人も少なくないと思いますが、すでに政府は、5月下旬をめどに4回目接種を予定し、地方自治体に対し接種券や会場の準備を要請してきています。
県民の命と暮らしを守ることは政治の至上命題です。どうぞ、皆さまにはゴールデンウィークを楽しくお過ごしいただきつつ、感染防止対策にも十分留意され、コロナに負けず元気にお過しください。
6月議会の模様は、当欄でまた詳しくご報告いたします。