師走の衆議院総選挙です

 師走の衆議院総選挙が動き出しました。

 政治を志す者にとっては「一寸先は闇」であったり、「常在戦場」であることは当然のこととして理解していますが、それにしても我々地方議員の立場からみれば、少し予想外の衆院解散・総選挙でした。政界の裏側には、さまざまな思惑があるとは思いますが、憲法上、総理大臣の専権事項である解散権に基づいて選挙になった以上、わが党の勝利に向けてしっかりと取り組む覚悟です。

 安倍首相は、解散の大義を「国民生活に深く関わる消費税増税を見送る以上、安倍政権の経済政策の信を問いたい」としています。首相自らが言うように、まさに「アベノミクス解散」だと思います。

 野党側は、アベノミクスをさまざまに酷評していますが、今日の日本経済の現状を見る限り、首相の言うように「私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、ほかに選択肢があるのか」国民に聞いてみるしかないと思います。

 現に、有効求人倍率の数値や就職内定率などデフレ不況の悪循環にあったここ10数年と比べても、格段の改善状況にあるのは事実です。「地方では景気回復の実感はない」という声もたくさん聞こえてきますが、安倍首相は「地方創生」を政策の大看板に掲げ、地方の活性化に政治生命をかけています。

 さきに国会では「まち・ひと・しごと創生法」と改正地域再生法が可決・成立しました。人口減少に歯止めをかけ、東京への一極集中を是正し、地方での雇用創出や出産・育児をしやすい環境づくりを基本理念に掲げ、各都道府県や市町村に総合戦略を策定するよう努力義務を課した法律です。

 私たち自由民主党の県議団は、今回の総選挙では前回に続き、県内13選挙区すべてで県民の圧倒的なご支持をいただけるものと確信し、行動しています。

 一方、12月県議会は総選挙の影響もあって、若干の日程変更はありましたが、11月26日に開会し、12月19日まで開かれています。また、逐一議会の様子もご報告いたします。

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アクアラインマラソンの成功に思う

 温暖な地、南房総地域でも、このところの朝夕の冷え込みは大分厳しさを増してきました。9月県議会は10月15日に閉会し、11月は一休みといったところです。

 9月議会での私の自民党代表質問の模様は、県議会のホームページから「インターネット中継(録画)」に入り、「議員名で検索」してもらえれば、簡単に「再生」できます。地域の問題だけでなく、千葉県全体の政策的課題がご理解いただけるものと思います。

 私の代表質問でも取り上げましたが、2回目となる「ちばアクアラインマラソン」が、10月19日に行われ、晴れ渡った秋空の下、1万7千人のランナーが一直線に伸びた東京湾アクアラインを駆け抜けました。何よりも天候に恵まれ、大会が大きな混乱もなく無事に終了したことに、私もホッと胸をなで下しているところです。

 また、アクアマラソンを通じて、千葉県の魅力を参加者の皆さんだけでなく、沿道で声援を送っていただいた県民の皆さんにあらためて実感していただき、これが南房総の観光振興をはじめとする千葉県経済の活性化に結び付くことを願うばかりです。

 私も自民党を代表しての質疑の中で、「アクアマラソンは、千葉県の魅力を県内外に知ってもらう格好のイベントだ」と強調し、今後、リピーターとしてまた千葉県へきてもらうことにつながるのでは、と森田知事へ言っておきました。このイベントが、これからも第3回、第4回と続くよう、県議会の場で積極的に発言していきたいと思っています。

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自民党の代表質問に登壇しました

 総額152億1900万円の平成26年度一般会計追加補正予算案や各種条例案など26議案を審議する9月定例県議会が開会中です。

 私、木下敬二は9月25日の各党代表質問の1番手として、自民党を代表して本会議場での質問に登壇しました。質問時間が30分以内のいつもの一般質問と違い、代表質問は1時間の枠が与えられますので、県政全般にわたって千葉県が抱える諸課題について、しっかりと取り上げました。

 県政運営の基本である財政問題では、9月補正予算の編成方針や県財政の収支見通しなど、森田知事の政治姿勢を中心にただしました。また、最近マスコミなどでたびたび取り上げられている「危険ドラッグ」について、今後の千葉県としての取り組み方針を尋ねました。

 私の質問に対し、森田知事は答弁の中で、危険ドラッグを乱用した事件・事故が全国で相次いでいることから、規制強化に向けた条例を制定する考えを初めて明らかにしました。国の法律制定に先駆けて、千葉県独自の条例を設け、規制薬物を指定し、製造や販売などの禁止行為に違反した場合の罰則規定なども盛り込む予定です。

 正式な条例案は、来年2月議会までにとりまとめ、議会審議の上、4月から施行される見通しです。条例の骨子案は、千葉県のホームページで現在公表されており、10月16日まで県民の皆さんからの意見募集も行われています。

 私は、農林水産業の振興策についても取り上げました。その第一は、農地中間管理機構の取り組みです。これは、使われていない農地を機構が借り受け、規模拡大や新規参入を図る農家に貸し付ける制度で、高橋副知事は「農地の借り受け希望者を募集したところ、県内各地で273件の申し込みがあった」ことを明らかにし、今後、農業の新たな担い手に対し、農地貸し付け手続きが進められる予定です。耕作放棄地がこれ以上増えないよう、こうした制度が効果的に活用されるよう期待しているところです。

 ほかにも米価問題や園芸、水産業の燃油高騰問題など地域に密着した問題も多く取り上げて質問していますので、関心のある方は千葉県議会のホームページから「議会中継(録画)」をクリックしていただければ、私の自民党代表質問の質疑の模様がすべてご覧いただけます。

 また、9月26日付の千葉日報にも大きく報道されていますので、どうぞご覧いただければ幸いです。

 地域の皆さんには、詳しいことはまた機会をみてご報告したいと思っています。

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9月25日自民党の代表質問に登壇します

 8月中は随分と暑い日が続き、熱中症の注意報が何度も出されましたが、予測のつかない天候不順は当分続きそうです。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますから、まだまだ暑い日が続くと思います。広島県の大規模な土砂災害もあり、他人ごとではありません。私たちも日頃から災害には十分気をつけるようにしましょう。

 ところで県議会ですが、9月議会は9月18日に招集され、10月15日閉会の予定です。まだ議会運営委員会が開かれていませんので、正式な日程は委員会で決まることになります。しかし、いまのところ9月議会の自民党代表質問に私、木下敬二が登壇する予定です。代表質問は、一般質問の時間が30分以内に制限されているのに対し、1時間の持ち時間が与えられます。2月議会で私は、一般質問に立ち主に南房総地域の課題に絞って質問しましたが、代表質問では地域問題より県政全般について質問しなければなりません。県政運営の根幹である財政問題から入り、防災対策、環境問題、福祉政策、農業振興策、アクアマラソン、教育問題などなど、とにかく県政全般について目下猛勉強中です。

 県議会の代表質問は、千葉テレビ放送で生中継されるほか、県議会のホームページからインターネットで中継されます。県議会に関心のある方は、ぜひクリックしてみてください。9月25日(木)午前10時からの予定です。この時間に都合がつかない場合も、議会中継はネットの録画でも見られますので、ぜひ、私の質疑の模様をご覧いただきたいと思います。

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深刻な少子化と人口減少問題

 このところ大変な暑さが続いていますが、南房総は今、夏真っ盛り。東京方面からの海水浴客で大いに賑わっています。景気回復が本格軌道に入ったという報道も多く目にしますが、一般庶民にはまだ実感がないかもしれません。そこで、首都圏からは安・近・短の南房総で、この夏を思い切り楽しんでもらいたいと思います。

 6月県議会は、7月4日に閉会しました。次の9月定例会は、9月18日が議会招集日の予定です。

 私がこのところ、心配していることの一つに人口減少問題があります。さきに開かれた全国知事会議では「少子化非常事態宣言」が発せられたようです。国と地方が総力を挙げて、少子化対策に取り組む必要性を宣言しています。人口減による自治体への影響を試算した「日本創成会議」の予測では、若い女性が都会に憧れ、農村部を離れる傾向が強く、これまで懸念されていた「限界集落」が、いずれは「消滅集落」になるかもしれないとさえ言われています。

 国交省の2050年の人口予測でも、2010年の国勢調査結果による千葉県の総人口約621万人が、あと36年後には22%減少して487万人になるという衝撃的なニュースが流れています。特に郡部では、およそ4割の地域で人口が半減すると推計されています。

 われわれ県議会も、こうした予測を深刻に受け止め、少子化対策を軸に人口減少問題に対し、早急な対策を実施するよう国や県に強力に働きかけてまいります。やはり、若い人たちが夢を持って楽しく暮らせる地域づくりが一番大切だと思っています。

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「県議会リポート」を発行しました

 沖縄地方は、もう梅雨明け宣言が出たようですが、関東地方はまだまだはっきりしない梅雨空が続いています。それどころか、最近は各地で集中豪雨や降ひょう被害も報告され、異常気象が大変気になるところです。農作物は天候によって大きな影響を受けますので、南房総地域もできるだけ穏やかな気候で推移してもらいたいものです。

 6月定例県議会は、6月11日に開会し、7月4日の閉会日まで開かれています。私は、2月定例会で一般質問と予算委員会の双方に登壇し、森田知事をはじめ県当局に対し、地域の声をしっかりと伝えましたので、今議会では登壇の機会を同僚議員に譲りました。私の2月議会での質問と当局の答弁の模様は、6月29日に地域の皆さんに「県議会リポート」として、新聞折り込みで詳しくお伝えしたところです。

 今回の県議会リポートでは、3月のリポートでお伝えできなかった部分を詳しく報告させてもらいました。特に、オレオレ詐欺などの特殊詐欺で、高齢者が老後のための資金をそっくり騙し取られるなど、許されない悪質な犯罪をなくすため、県警本部長の考えや対応策などをしっかりと聞いていますので、ぜひ参考にしてください。

 また、6月議会の冒頭で、森田知事は提案理由説明と一緒に当面する県政の諸問題を報告しています。このうち、アクアマラソンでは1万7千人の定員に対し、県内外から4万4千人を超える応募があったことを明らかにし、大変な人気になっていると述べています。

 こうしたイベントを通じて、千葉県の魅力とおもてなしの心が全国に広がり、県南地域の観光振興につながることを願っています。

 長期的には、東京オリンピック・パラリンピックの開催も同様です。千葉県の一層の発展に向け、オリンピックの開催効果を最大限に取り込み、次世代に引き継ぐことができるよう、「オール千葉」の体制で臨むため、われわれ県議会もしっかりと議会としての立場から応援してまいります。

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五輪キャンプ地誘致を目指そう

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、首都圏が一体となって経済効果を高めるため、県はこのほど、千葉県としての取り組みの指針となる基本方針の素案を発表しました。

 素案では、オリンピックのキャンプ地を県内に誘致することと、スポーツ振興による地域の活力づくりを掲げ、千葉県出身の選手を一人でも多く輩出できるよう選手強化を図ることなどを目標としています。もしも参加国のキャンプ地が、温暖な県南地域に誘致できれば、地域振興のカンフル剤となるばかりか、極めて大きな経済効果を発揮します。

 それには、やはりしっかりしたスポーツ施設の整備が重要です。6年後に備え県と地域が一体となって準備する必要があります。加えて魅力ある観光地づくりも大切です。県南地域はそもそも豊富な観光資源に恵まれていますので、積極的に観光PR活動を展開し、「お・も・て・な・し」の心と合わせ、キャンプ地誘致に向けて幅広く運動していきたいと思っています。

 森田知事も、市町村長会議の場で「五輪を成功させるために、オール千葉で考えたい」と市町村の協力を求めています。東京都の舛添知事と連携して、オリンピックの千葉県での受け入れ態勢をしっかり整えてもらいたいと思います。

 6月県議会は、まだ正式決定ではありませんが、6月11日に開会し、7月4日の閉会日が予定されています。議会でもこうした問題が議論されると思います。東京五輪を契機に、地域経済をさらに発展させたいと願っています。

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ゴールデンウイークは南房総へ

 日増しに気温も高くなり、春というより初夏の陽気が続いています。皆さんもお元気でお過ごしのことと存じます。
私の地元の南房総市と安房郡鋸南町は、何といっても観光が重要な地域産業の一つですので、5月の連休を中心とした観光シーズンに期待しているところです。早春の房総路もいいですが、5月のゴールデンウイークは1年のうちでも最も賑わう季節です。地域の活性化のため、どんどん南房総を訪れていただきたいと思います。

 5月1日からは「房州アワビ漁」が解禁になります。9月中旬までが漁期になり、ほかにもおいしい海の幸が豊富です。白浜地区ではソラマメの収穫がこれから最盛期を迎えます。また、富浦地区では5月上旬から6月中旬までビワ狩りが体験できます。富浦産のビワは「献上ビワ」として有名で、皇室に献上されるのは、今年で100回目だそうです。

 4月1日から消費税が8%になり、国民の消費停滞が心配されてきましたが、新聞やテレビの情報では、思ったほどには税率引き上げの反動は少ない印象です。しかし、高速道だけは通勤時間帯の割引制度が撤廃されたことなどもあって値上がり幅が目立っています。

 しかし、東京湾アクアラインは普通車で800円の料金が維持・継続されましたので、首都圏から南房総を訪れるには、格好の条件が整っています。そこで、ゴールデンウイークは家族そろってお気軽に南房総を旅行し、海の幸、山の幸を存分にお楽しみください。

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“花育”で日本中を花いっぱいに!

 4月に入ると、さすがに春暖快適の気候になってまいりました。南房総の海も光り輝き、春の日差しが目にまぶしいようです。

 さて、私の県政報告ですが、新年度の県予算案を主な議題とする2月定例県議会は、3月19日の議会最終日にすべての議案を可決して、閉会しました。平成26年度の千葉県の一般会計当初予算は、1兆6143億13百万円と予算規模としては過去最大となりました。

 これは、わが自民党の安倍政権による経済政策・アベノミクスによって、長引くデフレ不況から顕著に景気回復の兆しが現れ、千葉県の県税収入もおよそ540億円もの増収見込みになっているためです。

 その2月議会で、私は一般質問と予算委員会質疑の両方に登壇の機会をいただきました。一つの議会で、2度登壇するのは千葉県議会では異例のことですが、同僚議員の温かいご理解のお陰と感謝しております。私は、本会議場での一般質問の最初に、南房総地域の重要な観光資源でもある花卉(かき)栽培の振興策について取り上げました。

 県として、花卉振興にどう取り組むのかという私の問いに、森田健作知事は「小さい時から花に親しんでもらう“花育”を推進し、さらなる需要拡大を図っていきたい」と答弁していただきました。“食育”という言葉は、すでに一般的になっていますが、房総の花を日本中に知らしめていくのに、“花育”という言葉も広く使われるといいと思います。

 私の一般質問と予算委員会質疑の模様は、県議会のホームページから「議会中継(録画)」で見られますし、一般質問の主な質疑は、地域の皆さまには、近く「県議会リポート」として配布させていただきたいと思っておりますので、どうぞ、関心のある方はご覧いただければと思います。

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2月議会の一般質問に登壇しました

 例年よりも寒さの厳しかった2月もようやく過ぎ、3月の声を聞けば、やはり早春のぬくもりが感じられるようです。南房総地域では、白浜から千倉の海岸沿いで、キンセンカなど露地栽培の花々が咲き、早春の花摘みやイチゴ狩りなど観光客で賑わってきました。

 それはそうと、2月定例県議会が2月19日に開会し、私は2月27日の一般質問に登壇しました。今回、私が取り上げたのは、「農業問題」「酪農振興」「特殊詐欺事件」「高齢者福祉問題」でした。農業や酪農は、地域の基幹産業でもあり、水産振興と並んで毎回取り上げてきましたが、今回は花の季節ということもあり、花きの生産振興へ向けた県の取り組みや、燃料費高騰の折からハウス栽培で使用する農業用電力の適用拡大、そして耕作放棄地の解消に向けた県の取り組みなどを取り上げました。

 そして、今議会では同僚議員の特段のお許しをいただき、予算委員会でも登壇の機会をいただきました。3月10日(月)午前11時から30分間の質疑の時間をちょうだいしましたので、関心のある方はぜひ傍聴するなり、千葉テレビ放送の中継をご覧下さい。また、県議会のホームページから「インターネット中継」をクリックすれば、生放送を見ることもできます。生で見られなくても、後から録画で見ることもできますので、どうぞご覧いただければ、うれしく思います。予算委員会では、主に教育問題を取り上げるつもりです。

 また、機会があれば、私の一般質問と予算委員会の質疑の模様は、地域の皆さまには詳しくお知らせしたいと思っています。

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