新年度が始まります

 サクラ咲く季節に移り変わりました。今日から4月。令和7年の新年度の始まりです。小学校1年生もピカピカの大きなランドセルを背負い、間もなく上級生の子供たちと一緒に登校する姿が見られるようになるでしょう。4月は大人も子供も、何か浮き浮きする季節ですね。

 私の本業である千葉県議会も、3月の知事選が終わり、今月中旬には2期目に移行する熊谷知事を迎え、臨時県議会が開かれる予定です。先の千葉県知事選では、立候補した候補者が自身の当選を目指さない「2馬力選挙」を公言したり、他県で街頭演説するなど選挙のあり方に波紋を投じました。有権者の間でも「選挙をバカにしている」「非常識で有権者を無視し、許せない」などの声が多く聞こえてきました。

 インターネット上の交流サイト(SNS)を活用して、自己の利益を図ろうとするこうした行為に対し、国は断固とした法改正で対処すべきであり、一部法改正は既に行われています。選挙の掲示板に意味不明のポスターを張るなどの行為は、「言論の自由」や「表現の自由」とはかけ離れた行為だと断じざるを得ません。

 ともあれ、4月からは晴れて新年度が始まります。新年度は、学校でも、市町村の役所でも、一般の事業所でも、心機一転、新たなスタートが切られます。世の中は、ウクライナ紛争や米国・トランプ大統領の経済政策など不透明で不確実な時代を映し出していますが、人類の歴史はそんなに暗く誤った方向ばかりには進まないことを証明していると思います。

 サクラの季節にふさわしく、明るくすがすがしい気分で過ごしたいものです。

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2月県議会が閉会

 県北地域はまだまだ春が遠いようですが、2月の末に暖かい日が続いたせいか、県南地域は、もう春真っ盛りといった様子です。さすがに、日本の春の代名詞とも言える桜の開花はまだですが、鋸南町の「頼朝さくら」はもう満開です。家族そろって春一番の南房総へぜひお出かけください。

 県議会は、2月25日に閉会日を迎え、平成7年度千葉県の当初予算案を主な議案とする2月定例県議会は、執行部から提案された予算案など合計112の全議案が、わが党などの賛成多数で可決、承認、または同意され成立しました。成立した当初予算は、先月の当欄でもお知らせしましたが、3月16日に知事選挙が投開票されることから、あくまでも骨組みだけの「骨格予算」であり、本予算ともいえる政策的事業費等を盛り込んだ「肉付け予算」は、新知事を迎えて6月の定例県議会に提案される補正予算案に盛り込まれることになります。

 また、「防災県千葉」の看板のもと、防災対策が県政の中心課題になっていることから、能登半島地震をはじめとした災害の教訓から地域防災計画の見直しが進められ、2月17日に防災会議が開かれ、新たな「千葉県地域防災計画」が発表されました。能登半島と同じ「半島性」を抱える千葉県の地理的特性を踏まえ、救援物資の調達や輸送、避難所の整備と運営、避難者の正確な把握などをデジタル化して管理する手法が取り入れられました。

 このほか、運転手不足から既存の公共交通機関の維持・運営が難しくなっている南房総地域では、自治体が実施主体となる「公共ライドシェア」の実証実験が始まることになりました。関連して、県では人手不足のバス運転手の確保をめざし、幕張メッセで合同就職説明会を開くなど、地域住民の足の確保に力を入れています。

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2月定例県議会で予算審議中

 早春の房総路へ、ぜひお出かけ下さい。特に南房総市の花畑では、甘い香りと多様な彩りが楽しめる花「ストック」が咲き誇り、観光客による摘み取りなどで賑わっています。

 今月の私の県政報告ですが、2月定例県議会の日程からお知らせします。1月23日に開会した2月定例会は、1月29日に我が党の代表質問を皮切りに本会議場での論戦がスタートしました。そして、各党の代表質問など質疑並びに一般質問が行われ、今月10日からは予算委員会が3日間の日程で始まります。さらに18日には私の農林水産常任委員会が開かれ、負託された関連予算について審議します。そして、2月25日に最終日を迎え、総括質疑の上、討論、採決が行われ、閉会の運びになる予定です。

 先月の県政報告でもお知らせしましたが、今年は3月に知事選挙が執行されるため、新知事が決まるまでの新年度予算は骨組みだけの「骨格予算」として県議会に提案されています。

 つまり、県職員や教職員、警察官などの人件費をはじめ、社会保障費、欠かせない継続事業費などに絞った総額2兆1041億円が上程されています。知事選の結果、新知事が決まれば、新知事の政策的予算を盛り込んだ「肉付け予算」が改めて県議会で審議される運びとなります。

 現在提案されている新年度予算では、物価高対策として私立学校を対象とした光熱費支援や、防犯対策として市町村が設置する防犯カメラの設置費用の増額補助、防犯パトロール車の整備補助など、治安維持を目的とした安心・安全に配慮した予算が特徴となっています。議会閉会

 後に改めてまたお知らせします。 

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12月補正予算案が可決、成立

 明けましておめでとうございます。

 令和6年もあっという間に暮れてしまいました。旧年中は、皆さまにとってどんな年だったでしょうか。令和7年はきっと良い年になりますよう祈念申し上げます。とはいえ、千葉県は昨年末の12月25日にインフルエンザ警報を発令しました。新年早々、インフルエンザにかかって、寝込んだりしないよう注意したいものです。

 さて、千葉県議会も12月定例議会は、12月11日に閉会日を迎え、総額180億7千万円の追加補正予算案や条例の一部改正案など合計37議案を可決、あるいは同意して閉会しました。成立した補正予算案は、例年この時期の定例ともなる案件で、県の人事委員会の勧告に基づき県職員の給与やボーナスの引き上げに伴う給与改定費を計上したものです。人事委員会の勧告は、民間の平均給与と県職員の給与を比較して、その格差を是正するための勧告であり、決して公務員を優遇する措置ではありません。

 そして、新年早々の2月定例議会は1月23日に開会予定です。1月29日の我が党の代表質問を皮切りに本会議場での質疑並びに一般質問が行われ、予算委員会も開かれる予定です。閉会日は2月25日の予定で1ヵ月の長丁場になります。

 ただし、今年は知事選挙が行われるため、熊谷知事が編成する1月時点での予算案は、人件費や社会保障費、継続的な事業費など最低限必要な暫定的予算を計上した「骨格予算」となり、4月の知事選が終わって新知事が決まり次第、改めて政策的な経費を盛り込んだ「肉付け予算」が編成されるのが慣例となっています。 

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12月議会も間もなく終了

 光陰矢の如し……1年が過ぎるのは本当に早いもので、もう師走12月が来てしまいました。

 11月15日に開会した12月定例県議会は、11月29日に本会議場での一般質問が終了し、今月6日に私の所属する農林水産常任委員会が開かれると、概ね今議会は終了となり、本会議場での総括質疑並びに議案の採決を経て、私のこの1年の議会活動も終了します。地域の皆さんにはいろいろとご支援を賜り、あらためて御礼申し上げます。

 さて、県政からのご報告ですが、県南地域の観光事業者の皆さんにとっては関心の高い宿泊税の導入ですが、今議会の我が党の代表質問に答えて熊谷知事は、宿泊税をめぐる有識者の検討会議の報告書で「一人1泊150円の宿泊税導入は適当」との結論が得られたとして、さらに「説明会では、支援方法や修学旅行の課税免除について意見があったが、導入には概ね理解が得られた」とし、「導入時期や独自課税を検討する自治体との調整を経て、制度の詳細を詰めていく」などと答弁しました。

 また、全国的にも社会問題化しており、千葉県内でも東葛地域を中心に発生している「匿名・流動型犯罪グループ」による強盗事件に関連して、我が党議員が知事の考えをただしたのに対し、熊谷知事は「県民の治安は悪化している」と率直な感想を述べ、対策として市町村への補助事業でこれまでに3278台の防犯カメラを設置したことを明らかにし、引き続き防犯カメラの設置支援や住宅地のパトロール強化、闇バイトへの応募防止などの強盗事犯の防止対策に積極的に取り組む考えを表明しました。

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12月議会が始まります

 師走議会ともいわれる12月定例県議会は、今月15日に開会、21日から本会議場で我が党の代表質問が行われます。そして12月6日には農林水産常任委員が開催され、閉会日は12月11日の日程です。県議会の質疑に関心のお有りの方は参考にしてください。

 12月議会は毎年同じですが、補正予算案が主要な議案となります。熊谷知事ら県執行部は、11月1日に本年度の12月補正予算の概要を公表しました。それによると、12月の補正額は180億7千万円で、補正後の一般会計は総額2兆1397億円となります。

 補正予算の主な中身ですが、県人事委員会の勧告に基づき、職員の給与改定を実施するための補正です。給与改定の引き上げ幅は月給で3・3%、ボーナス(期末手当、勤勉手当)で0・1か月それぞれ引き上げる内容となっています。県人事委員会の勧告は、給与水準を民間と比較して実施するもので、例年この時期に行われます。

 さて、先に行われた衆議院議員の解散・総選挙ですが、全国的には我が党は単独での過半数はおろか、公明党との連立でも衆議院の過半数割れという残念な結果になりました。幸い、わが12区では現職議員が波乱なく当選を果たしましたが、全国で示されたこうした国民の厳しい審判を真摯に受け止め、党改革・党再生へ臨まなければなりません。県議会自民党としても、この結果をしっかりと受け止めて、新たな気持ちで県政発展に力を尽くしてまいる所存です。

 12月議会の審議の模様は、また、改めてご報告するつもりです。

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主食用米の生産状況

 この夏はひどい暑さが続きましたが、さすがに10月に入れば、このところ朝晩の涼しさが私たちに季節の巡りを実感させてくれます。
 
 自民党の総裁選は、これまで白熱した選挙戦が展開されてきましたが、9月27日に党本部で開票され、さらに上位2人による決戦投票が行われた結果、石破茂元幹事長が新総裁に決まりました。たとえ紆余曲折があっても、正式に新総裁が決まった以上、一致団結して党再生に向かって結束し、予想される解散総選挙では、私たちも我が党の一層の党勢拡大に全力を傾注していきたいと思っています。

 一方、県議会は現在開会中です。9月18日に我が党の代表質問が行われ、あす10月2日には私の所属する農林水産常任委員会が開かれます。最近、全国的に米不足が懸念されている中、わが党の代表質問では千葉県の令和6年産の主食用米の生産状況についての質問がありました。これに対し穴澤副知事は「令和6年産の主食用米の生産は、米価の上昇基調を背景に、設定した生産目安より2,100ヘクタール程度多くなる見込み」と答え、さらに「稲作経営の安定を図っていくためには、令和7年産に向けて11月を目途に主食用米の生産目安を設定していきたい」との答弁がありました。

 また、水産物産地市場の機能強化については「産地間競争に打ち勝てるよう、水揚げされた魚介類の衛生管理機能の強化などで取引を活性化させることが重要。小規模漁港では水揚げを集約して取扱量を増加させることが大切で、水産物産地市場の機能強化を図っていく」などと県としての対処方針が示されました。

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9月補正予算案の概要

 猛暑の8月がようやく過ぎましたが、今年はまだまだ暑い日が続きます。県議会もこれまで実質夏休みでしたが、9月11日(水)から9月定例会が開会する予定です。ようやく秋がやってきたという感じです。

 9月議会に先立ち、県執行部は議会に提案する9月補正予算案の概要を我が党の議員総会などに示しました。補正予算額は102億円余りを新たに追加補正し、この結果本年度の一般会計は総額で2兆1182億円余りとなります。

 補正予算の目玉事業は、医師の労働時間短縮に向けた体制整備に16億円余りを割いたほか、路線バスの運転手不足に対応するため、バス事業者に対し、1事業者当たり上限150万円の支援金を交付しようという事業が中心です。

 これらは、いわゆる「2024年問題」という、働き方改革関連法に伴う労働基準法の改正によって、本年4月から年間の労働時間に上限が設けられたことから、物流業界、特に路線バスの運転手等の人手不足が深刻化しているためです。地域によっては、路線バスの廃止が相次ぐなど、住民の日常生活の「足」が奪われるという問題にまで発展しています。

 医療においても同様で、医師の労働時間短縮に向けて、医師の教育研修、医療機関への非常勤医師派遣事業の経費の一部を補助する事業などが補正予算に盛り込まれました。9月県議会は、9月18日に我が党の代表質問が行われ、10月9日に閉会の予定です。

 一方、先月、岸田首相が突然、自民党の総裁選不出馬を表明し、後継総裁を選ぶ選挙が9月12日告示、27日投開票の日程で行われることになっています。

 目下、いろいろな国会議員が出馬表明したり、立候補を検討したりしているようです。立候補者が10人を超えるという観測もあり、まさに候補者乱立、「群雄割拠の戦国時代」の様相を呈しています。どなたが新総裁になられても、我が党への信頼が回復され、党再生につなげてもらえるよう、切に願うものです。

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コロナの感染拡大に注意を

 猛暑が続く中、南房総地域では夏休みを利用して、海水浴など家族連れの行楽客で大いに賑わっています。特に都内や神奈川など県外からアクアラインを利用して房総の夏を満喫しようというお客さんだけでなく、千葉や船橋方面からも「安・近・短」の手軽な行楽に訪れる家族連れも目立っています。あまりに楽しくても、真夏の太陽に照らされますので、海水浴場で働く皆さんも含めて水分補給を忘れず、熱中症には十分注意してもらいたいものです。

 そんな中、少し心配なことは新型コロナウイルス感染症が、静かに感染拡大の傾向にあることです。直近の報告によれば、県内では10週連続で感染者が増加しています。千葉県の発表では、7月8~14日の週の定点観測で1医療機関当たり12・77人の感染が確認され、その前の週に比べて17%増加しているとされています。

 千葉大学医学部では「いわゆる第11波と考えている」とし、新たな変異株による流行の兆しに警報を鳴らしています。都内など県外からの行楽客だけでなく、安房地域では今、各地で夏祭りが盛んに行われていますので、必要に応じてマスクの着用、うがい、手洗いの励行などでご自分だけでなく、家族をコロナから守るよう気をつけたいものです。 

 県議会は7月9日に6月定例会が閉会し、能登半島地震を教訓として、房総半島で大規模地震が発生したことを想定し、孤立集落を発生させないための3億円の災害対策費を盛り込んだ補正予算案を可決して閉会しました。9月定例会は9月11日開会の予定です。

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7月1日から常任委員会開催

 6月定例県議会は、6月13日に開会し、これまでに本会議場での質疑並びに一般質問が行われてきました。今議会で焦点になってきたのは、今年元日に発生した能登半島地震を教訓として、半島性という同じ地理的条件下に置かれている房総半島における防災対策強化のための補正予算案審議が中心です。補正予算は新たに3億円が計上され、大規模災害が発生した場合の孤立集落対策や緊急輸送道路の確保などの事業費に充当される予定です。

 また、6月19日に行われた我が党の代表質問では、防災対策のほか県職員らによる飲酒運転が相次いだ不祥事に関連し、党として職員の綱紀粛正を求めました。これに答えて熊谷知事は、全職員を対象に飲酒運転絶対禁止のための研修を実施することを明らかにし、全職員に研修を受けさせることにしたと説明しました。

 そして、本日7月1日には私の所属する農林水産常任委員会が開催されます。南房総市では先に、昨年度に市内で捕獲された有害鳥獣の頭数が市の有害鳥獣対策協議会によって公表されましたが、地元の猟友会の皆さんなどの大変な努力によって、イノシシは5500頭余りと過去2番目に多かったと報告されています。他にもシカ213頭、アライグマ226頭、ハクビシン131頭、タヌキ472頭などが捕獲されており、まさに我が郷土は「野生の王国」と化していると言って過言ではありません。

 こうした有害鳥獣による農作物被害は、市内だけでも約2千万円に上るとされています。私は地域の代表として、県当局に対してもこの実態を強く訴えていく所存です。

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